烏龍茶 を淹れてみる。国産紅茶以外も見てみないとわからない
よく『中国茶のような』とか『~のお茶の~』とかいう説明をしますが、基本そこまで詳しくない人が多いですので、今回は 烏龍茶 を使って、実際に国産紅茶以外のお茶を淹れてみて見てもらおうかと思いました。
残念ながら、ブログでは味と香りが伝わらないので、せめて形状と色目(※環境依存)だけでもわかってもらえればなと、参考資料の記事を作ってみました。
今後も、できればやってみたいと思います。
【今回使用する 烏龍茶 】
今回のお茶は、台湾の『烏龍茶』で大寒烏龍というお茶です。
『大寒』の名前のとおり、冬につくるお茶です。
温暖な台湾では冬でもお茶が作られます。
(てか、アフリカでは1年中、紅茶をつくってるし)
茶葉が丸まっているのは、大きい茶葉を丸めて作る技術があるためです。
切断をしないので抽出ペースがゆっくりで、何回でも長くお茶が淹れられる事ができます。
【茶器】
うちでは、急須みたいな『茶壷』、ピッチャー替わりの『茶海』でお茶を淹れます。
そしてそれを細長い『聞香杯』で受けまして、茶杯に移して飲みます。
聞香杯は、茶杯にお茶を移したあとの残り香を楽しむ『聞香』をするための器です。
うちにはこれの他に茶杯と聞香杯が3つあり、4人前作ることができます。
ちなみに、茶壷は150cc入り、使う茶葉は6g使います。
どうやら、烏龍茶はこのくらいが基本な(らしい)ので。
【水色】
最初に『抽出ペースがゆっくり』と書きましたが、烏龍茶は10煎ぐらい淹れられるそうです。
今回は参考のため3煎分の水色を写真に撮りました。
左から1・2・3でだんだん水色が濃くなっていきます。
香りは、1が一番高く出て、3は味が乗ってきます。
ここいらへんまで綺麗な薄緑の黄色ですが、5煎目を超えると黄色になります。
このあたりから香りも味も薄くなっていくのですが、合わせて抽出時間も長くなっていきますので、茶葉によっては変化が止まったような気がします。
それはもしかしたら、淹れる人の技量かもしれません。
ちなみに、今回は花のような香りがずっと漂ってます。
渋みはほとんどありません。
PC作業しながらちまちま飲むのに、本当に適しているなと思います。
【茶殻】
さっきの茶葉がお湯を吸いましてここまで戻りました。
いつもの紅茶と違い、茶葉一つ一つがそのまま残ってるのがわかると思います。
基本的に中国茶はこのような感じにつくります。
『茶葉が砕けると雑味がでる』という人がいる所以です。
国産紅茶のスタイルとして、こういうふうに戻るものもあってもいいのではないかと、思います。
大寒烏龍につきましてはこちらで購入できます。
烏龍茶 冬「大寒烏龍」 of ノマド・台湾ネットショップ/ 諾瑪迪の臺灣網路商店
【再掲載】【参考資料】中国茶を淹れてみる(青茶編) http://t.co/aQdzgz1qv1
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台湾茶も、「中国茶」に入れているのですか?
台湾の烏龍茶のファンです。紅茶もストレートが好きですので、ファーストフラッシュが好きです。砂糖も使わないです。
どうも、中国茶は苦手です。信頼ができない…のも一因です。
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大寒烏龍、私の好きな台北のお店のお茶です。
阿里山の青心烏龍種の冬茶ですね。
先日の、益井さんのお茶と言い、私の好きなお茶の話が出ると嬉しくなります。
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青茶のこと、烏龍茶とは別のものと
勘違いしていました
すごく詳しくてとても参考になります
中国茶の記事も書いて下さって
ありがとうございました