今回は、石川県の茶レンジの会の 加賀の紅茶2012 をご紹介します。
加賀の紅茶2012 茶葉
茶葉は、毎年よりわけがきっちりして行ってるらしく、荒茶っぽさがありません。
発酵がしっかりしているので、色目が濃いです。
茶葉の裁断を細かくしているようで、非常に計量がしやすいです。
とても扱いやすい紅茶だなと思います。
今回も、400cc5g3分で淹れます。
加賀の紅茶2012 水色・香り・味
ライトが足りないわけじゃなくて、3分でこのくらいの色目になりました。
金箔が浮かんでるのは、まあいたずらということで。
(加賀の紅茶には金箔は入ってません)
番茶に似た渋さと、香ばしい風味。
個人的には、濃い目に淹れて、アイスにする方が好きかな。
(去年、アイスティーネタとして書いていたと思う)
うだる暑さの中で、国産紅茶ミルクティー(やぶきたかそれに近い緑茶品種)は
ものすごく合います。
加賀の紅茶2012 茶殻
軽量がしやすいです。
味を安定させれるので嬉しいです。
この紅茶は、収穫は石川県加賀市ですが、製茶は静岡の丸子紅茶です。
そう言う意味で、味にブレがないんですね。
茶レンジの会にご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。
以後、割とどうでもいい話です
私は、能登生まれ金沢育ちです
うちの故郷では、はたから見ると冗談かと思われますが、
本当に『個人で茶室を作ってる』人がいます。
といっても、別棟を建てるのではなく、家の一角を4畳半にして一部を釜を入れるようにしてます。
そういう所ですので、お茶に関しては茶道をはじめとする抹茶ばかりかというとそうではなく、
普段の生活は『番茶』と称する関東の人でいうほうじ茶を飲んでます。
急須でも薬缶でも楽なので、みんなそうしてます。
金沢は基本的に紅茶とは無縁な土地柄だった
金沢は江戸の時代から『文化都市』もしくは『大都市』と言われてきました。
(一部の人はまだその認識を持ってます)
明治以降、他地域との経済格差が広がる一方、
元々の富裕層が東京に行ってしまい、師団司令部がおかれるまで
本当に存亡の危機だったそうです。
そして、町人文化でなく武家文化中心だったため、
新しいものを入れる風土が乏しく、結果として伝統的なものが数多く残るという結果になったのでしょう。
(ただ、学業に対する一部の人の熱意は高く、現在IT企業が数多く存在してます)
そういう『排他的な生活文化圏で紅茶にチャレンジする』と言う事は、
いわば、衝撃でした。
それでも、金沢で紅茶を作る
検索していただければわかると思いますが、
今のところ、『ちゃんと紅茶を提供できるお店』は石川県で5軒しかない。
100万以上人口がいるのに5軒。
150万以上いる京都は30軒以上ある。
更に増殖中。
そんな我が故郷石川でそういう挑戦を続けている『加賀の紅茶』のチームの方々には敬意を表したいです。
(誰だか、直接知ってるんですけどね)
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