【 さしま紅茶藤かおり2018 この紅茶について】
この さしま紅茶藤かおり2018 は吉田山大茶会で購入しました。
木村製茶工場さんは、ここの所毎年吉田山に参加されているので、毎年購入機会のあるありがたい農家さんです。
メインは緑茶で、品種別のお茶を作っています。
木村製茶工場という名前だけではなくて、いずみや茶舗が取り扱っていろんなイベントで販売もされています。
紅茶も関わる日本のお茶のイベントに参加すると目にする機会もおおいでしょう。
【茶葉】
茶葉一つ一つが大きく、見た目では裁断をしていない茶葉に見えます。
色は全体的にしっかり黒く、発酵が深い紅茶に見えます。
淹れる前から香りが立ち、紅茶としての出来栄えを期待させる茶葉です。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、橙色です。
香りは、少しだけメンソールっぽい風味がしますが、バニラとごぼうの皮のような香りがします。
味は、ほんのりコクを感じますが、ほぼ白湯です。
味の系統は、まだ判断しにくいです。この段階では清廉系と滋納系の間ぐらいです。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、赤橙色になりました。
香りは、濃いバニラの香りになりました。華やかに香るというよりも、ドシンと重さを感じます。
味は、渋みと香ばしさを感じます。
この状態で飲みますと、味の系統は清廉系です。
一定の渋みと存在感のある香りをぐっと表に出してきています。
脂っこい中華料理などを食べたあとに、口をリセットするのに飲みたい紅茶です。
【茶殻】
茶殻は、茶葉の印象からずいぶん違います。
裁断された形跡がはっきりとわかりますが、茶殻が開いた葉の形になってます。
国産紅茶に見られる細いものではなく、葉の自己主張がしっかりされている茶殻です。
香りは枯れ葉のような香りがしましたので、もう出ないかと思います。
一煎できっちりでる紅茶のようです。
清廉系の紅茶は、なかなか日本の国産紅茶では目にする機会が少ない紅茶です。
多くは滋納系で、ブレンドして望蘭系にする方が多くいらっしゃいます。
その中でスッキリした紅茶を探したい場合、このような風味を基準に探すのがいいでしょう。
気になられた方はぜひ、木村製茶工場さんのサイトでお買い求め下さい。