うす茶糖( 薄茶糖 )を取り寄せてみた
随分前に「 うす茶糖 (うすちゃとう)」なるものの記事を書いてみたことがあります。
※過去記事:うす茶糖 ってどう見てもグリーンティーですよね?
うす茶糖を実際に飲んで書いていた記事ではなく、ただ単に家のグリーンティーを飲みながら、抹茶の事を浅く書いていただけの記事でした。
それから時は流れまして、この「うす茶糖」熱というのが徐々に高まってきまして、ついには購入する運びとなりました。
購入先の『浜佐園』さんをご存じない方のためにご紹介します。
国産紅茶の記事として取り上げさせてもらってます『わらしな紅茶』と『山の宝珠』の販売会社さんであります。
※2020年現在、わらしな紅茶も山の宝珠も販売しておりません。
ちょいと数年、間があいてしまいましたが、今年も作ったと連絡が入れば購入して試飲レビューをかきます。
先日購入しまして、さっそく到着しました。
可愛らしいパッケージが、山の宝珠・わらしな紅茶のパッケージのそれとまるで違うので、完全に顧客層が違うんだろうなって感じがします。
現在、うちには他にグリーンティーがあるので、比較してみることにしました。
比較するグリーンティーは以下のとおりです。
・浜佐園 佐七のうす茶糖
・道の駅お茶の京都みなみやましろ村 砂糖入村抹茶単一農園単一品種
・竹村玉翠園本舗 グリーンティー
では、書いていきます。
顆粒比較
左上から
・道の駅お茶の京都みなみやましろ村 砂糖入村抹茶単一農園単一品種
・竹村玉翠園本舗 グリーンティー
・浜佐園 佐七のうす茶糖
となります。
竹村玉翠園本舗さん(以下竹村さん)のは、顆粒が細かくサラサラと鮮やかに流れていくくらい細かいです。
混ぜてから更に石臼で弾いたようなそんなサラサラ感です。
道の駅お茶の京都みなみやましろ村 砂糖入村抹茶単一農園単一品種(以下南山城村)のは、抹茶にそれよりも粒の大きな砂糖を混ぜてあるかんじで、砂糖の周りに抹茶がコーティングされているような感じがします。
浜佐園 佐七のうす茶糖(以下浜佐園さん)のは、抹茶も砂糖も完全に顆粒加工をしてあり、それそのものが粒として成立してます。
色目が一番濃いのは、南山城村でした。
薄いのは浜佐園さんでした。
同じようなものでも、つくり手が変わると、ここまで変わるものなのですね。
液体比較
こちらも顆粒と同じ並びで、
・南山城村
・竹村さんの
・浜佐園さんの
という並びになります。
水に溶かすと、より一層個性が分かれます。
うす茶糖は、抹茶がカップにつかず、全部溶けてます。
対して、南山城村と竹村さんのは、抹茶がカップの縁についています。
しっかり溶かせば無いのかもしれませんが、コレはそれだけ容易に溶けるのかということと、抹茶が「そのもの」としてどれだけ残っているかという見分けにもなります。
うす茶糖は、溶けが早いということがわかります。
味については、どれも抹茶感があるのですが、その『抹茶感』で比較すると
南山城村>竹村さん>浜佐園さん
となります。
南山城村のものに至っては、茶葉そのものを飲んでいる感じです。
対して、浜佐園さんのうす茶糖は『そういう抹茶の飲み物』を飲んでいるようで、ここにもコンセプトの違いが明確に分かれます。
竹村さんのグリーンティーは、お茶屋さんテイストで非常に上品です。
(抹茶の入った『グリーンティー』という飲み物という中間を撃ち抜いてます。)
うす茶糖 とグリーンティーは紙一重?
うす茶糖は、僕はグリーンティーだと呼びます。
材料もコンセプトも同じですので、これで違うとは言えません。
いわゆるグリーンティー(スーパーの物含む)との大きな違いは、水に溶ける加工がしっかりしているので、カップのそこに抹茶が残らないのです。
これは南山城や竹村さんのグリーンティーのような本物の抹茶を贅沢に使っているグリーンティーがカップに残るというわけではなく、スーパーで売ってる顆粒やパックのグリーンティーでもそこに抹茶の粉が残ります。
その点では、うす茶糖言うというのは『非常に飲み物に特化して加工されたグリーンティー』だと言えるでしょう。
ちなみに、今回コレだけのために500g購入しました。
まあ、贅沢に飲んでいきたいと思います。
うす茶糖、グリーンティー紹介
浜佐園・佐七のうす茶糖
道の駅 お茶の京都みなみやましろ村の単一品種グリーンティー
南山城村のグリーンティーは道の駅で購入できます。
竹村玉翠園本舗さんのグリーンティー
竹村玉翠園本舗さんのグリーンティーはこちらで購入できます。