レピシエ (現ルピシア)20世紀末に日本の紅茶を変えた専門店
レピシエ (現ルピシア)は、2020年現在、日本最大の紅茶専門店にして店舗を持つ茶類販売店でも日本最大の会社です。
レピシエ (現ルピシア)は1994年創業で、2000年までに日本の主要都市に出店を行い、2001年以後またたく間に全国に販売店を出店しました。
現在、日本中でルピシアの紅茶・緑茶・烏龍茶・茶外茶など買うことができ、日本のお茶にふれる専門店として多くのファンを獲得しています。
お茶を趣味としている人、飲むことを習慣としている人達には、知らぬ人がいないルピシア(レピシエ)ですが、この企業に関する事をよく知る人は多くいません。
・元々どういう会社なのか
・創業者はどういう人なんのか
・なぜ一気に全国展開できたのか
・どういうビジネス展開をしているのか
今回は、この日本最大の紅茶専門店『 レピシエ (現ルピシア)』に焦点をあてて分析をしていきたいと思います。
創業伝説と偉人創業者
今も残る企業には、その伝説と偉人とも言える創業者の存在があります。
例えば、
・フォードは、創業者ヘンリー・フォードが自動車の大量生産を行い一般化を果たした
・GEには、発明王トーマス・エジソンが創業者であるということ
・トヨタは、豊田喜一郎が創業者豊田佐吉による国産動力織機の発明で作った会社内で、当時『穀潰し』とまで言われても、トヨタ自動車を創業・拡大、そして世界一の車会社になる
・三菱グループは、坂本龍馬の友である岩崎弥太郎が、坂本龍馬の亀山社中の後継として九十九商会を創設、海運で頭角をあらわし、ついには、江戸時代からの大財閥三井家や住友家に並ぶまでの規模になった。
当ブログは、お茶と京都と旅行のブログなので、お茶の方に目を向けるてみます。
・宇治を治めていた上林家は、織田・豊臣・徳川と仕え、江戸時代終了まで、重要な地位を占めた。
欧州では、
・イギリス王家に御用達を受けた、イギリスのトワイニングやフォートナム&メイソン
・フランス王家に御用達を受けた、マリアージュフレール
・フランスで貿易商として世界中を飛び回り家に帰ると出迎えてくれる愛猫たちをマークにしたジャンナッツ
・イギリスで類まれなる才覚で一代で世界企業にまで育て上げた創業者トーマス・リプトンのリプトン
などがあります。
ちなみに、トワイニングの日本の総代理店であった片岡物産は、トワイニングの高級イメージを維持するために、一般的な小売をせず缶でのみ贈答用の商品として販売されていたとか。
(今は、普通に小売で買えますよ)
日本最大の紅茶専門店 ( レピシエ (現ルピシア)) の伝説とは
日本においても、有名創業者と多くの伝説を持つ紅茶専門店がありまして、
・1952年に日本初のティーハウスとして開店した大阪堂島(後に兵庫県芦屋に移転)の『Mr.Tea』堀江氏のMUSICA
・1974年に東京で初の紅茶専門店を始めた創業者高野健次氏のTEA HOUSE TAKANO
・『おいしい紅茶はジャンピングさせる』を代名詞とした創業者磯淵猛氏の神奈川県のディンブラ
・当人は一流の腕を持つにもかかわらず、紅茶を淹れるだけで観衆を爆笑の渦に包んでしまう山田詩子氏のカレルチャペック紅茶店
・そして、『日本一の紅茶過疎地』を『日本一の紅茶の消費地』までに押し上げた中心人物、栃木のY’s Tea創業者根本泰昌氏
などがあげられます。
こういうふうに、『創業者と創業の伝説』は、企業のイメージ付け・ブランド確立などに関わっていることが多いです。
ですが、ある時、日本有数の紅茶チェーンにして、この『伝説』を有してない、不思議な企業があることに気がつきました。
それが、日本最大級の紅茶専門チェーン店『ルピシア』だったです。
ルピシア (旧レピシエ)~とある紅茶専門店の創業伝説と偉人創業者② へ続く
ルピシアのお茶に興味を持った方はぜひご覧ください。
【LUPICIA】世界のお茶専門店 ルピシア ~紅茶・緑茶・烏龍茶・ハーブ~
[…] なお、この記事は、レピシエ (現ルピシア)~とある紅茶専門店の創業伝説と偉人創業者① より続いてます。 […]