【 益井紅茶みらいせかんど2017 この紅茶について】
今回は、静岡県の益井園さんの 益井紅茶みらいせかんど2017 をご紹介します。
益井園さんの紅茶は沢山紹介してますが、今回はみらいせかんどの2017です。
この記事を書いているのが2020年で、2017年の秋の紅茶を紹介というのも遅れ過ぎではありますが、去年分2019もありますので、そこまで経年でどの様に変わっていくかをご覧いただければ幸いです。
益井園さんはこの2017も引き続き遠方から買い求める方も多い上に、更にいろんなイベントに積極的に出店されるので、関東エリアの方には非常に手に入りやすい国産紅茶です。
青山の国連大学でやってる青山ファーマーズマーケット内ティーフォーピースにもよく参加されていますので、ぜひ御覧ください。
【 益井紅茶みらいせかんど2017 茶葉】
茶葉は綺麗に切りそろえられて、まとまりも計量もしやすいです。
一つ一つが丁寧に揃えられているので、むらなく淹れられる紅茶だと感じます。
毎年思うのですが、紅茶にしても緑茶にしても、全部キレイに裁断されて整えられてお茶として出てくるわけですが、どれを淹れても淹れやすく、ほとんどの人が失敗しにくい非常に使いやすいお茶だなと感じます。
国産紅茶を試したいと思った方に最初の紅茶として、おすすめできます。
※ただし個性は強いです。オーナーの益井さんが。(違うだろ)
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、橙色です。やや濃いです。
香りは、バラやすずらんのような、花の香が非常に強くします。カップに鼻を近づけなくても漂う香りの強さです。
味は、軽くコクを感じさっぱりとしてます。それ以上に口から鼻へと抜ける香りが非常に力強いです。
味の系統は、清廉系です。が渋みがありません。
正直、3分でも充分なのですが、必ず長時間抽出をしているので、それ以上のお茶も待ちたいと思います。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、濃い赤橙色になりました。
香りは、先程の花の香が更に強くなりました。濃くなりました。
味は、先程のコクに合わせて、コシの強い渋みが出てきました。
紅茶らしい渋さを楽しみたい方は、5分以上できれば10分ぐらい淹れることをおすすめします。
【茶殻】
茶葉から想像がつく通り、茶殻はほぼ全てが整った短冊形です。
『料理では素材の形を整えることで、味と触感が整い、味が良くなる』という考え方があります。(といっても、米の大きさを揃えて炊くとかいう行動は絶対にしませんが)
それに近い哲学を益井さんの紅茶からは感じます。
フルリーフの裁断しない形状をそのままのが好きな方は、そこまで注目されないと思いますが、紅茶を初めお茶を一つの食材と考えると、この形状が揃っていることは、いつでも均一にお茶を淹れられるという安心感に繋がります。
そういう意味合いでも、益井さんの紅茶は国産紅茶が初めてという方におすすめしやすいなぁといつも思ってます。
もし手に取られてみたい方がいらっしゃいましたら、イベントもしくは益井さんのWEBサイトを御覧ください。