【 かほりせかんど2017 この紅茶について】
この紅茶は、静岡県の益井園さんの かほりせかんど2017 です。
益井園さんの紅茶は過去にも何度もご紹介していますので、ご存知の方も多くいらっしゃることでしょう。
全国いろんな所にイベント出展をされて、イベントに参加するのが好きな方にはおなじみの茶農家さんです。
今回は、その益井園さんの紅茶でもかほりせんかんどは、『とにかく濃い紅茶をのみたい!!』という方に大人気で、海外に持っていっても高評価を得ています。
今回はその2017年のかほりせかんどを試飲しました。
合わせて過去の試飲記事をご紹介します。ご参考にしていただければ幸いです。
【静岡県】益井園: かほりせかんど2016
【静岡】益井園: かほりせかんど2013
【 かほりせかんど2017 茶葉】
茶葉は、一つ一つが綺麗にまっすぐ整ってます。
若干短いものも見られますが、大体は整っていて、計量する時も絡まりもなくすんなり測れました。
色が濃いことを除けば、普通の緑茶のような茶葉にも見えます。
丁寧な製茶の仕事が伺えれます。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、赤橙色です。
香りは、若草と花びらのような香りがします。
味は、軽い渋さと軽いごぼうのような香ばしさを感じます。
味の系統は、やや望蘭系よりです。
セカンドなので、濃い目に仕上がります。3分だけでこの腰の強さは他の国産紅茶ではなかなか見受けられません。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、濃い赤橙色になりました。
香りは、ほんのり若葉の香りがしますが、濃い生木の香りがします。樹皮を剥いですぐの生の木の香りです。
味は、渋さとコクがガツンときます。ものすごい腰の強さを感じます。
ストレートでもいけるのですが、なにか注いで飲みたい気分になります。
ミルクでもレモンでも他のジュースでもなんでも耐えられるそういう強めの紅茶です。
国産紅茶でも本格的な海外に負けない紅茶を求めるなら最適でしょう。
【茶殻】
茶殻は一つ一つが開き、摘んだ状態がよくわかります。
さらに裁断して整えているので、茶殻のまとまりもスッキリしてます。
茶殻には、紅茶に持っていってほしいと思うような残り香がなく枯れた葉のような香りだけ残ってます。
すっきり成分の移動がいい茶葉は、いい紅茶を楽しめるので、いい傾向です。
益井園さんの紅茶は基本的に茶殻の仕舞まできれいなので、実際紅茶を人に進めやすい紅茶です。
「せかんど」は、間違いなく濃い目に作られているので、汎用性が高く、海外の紅茶が好きな方には一番にすすめることが出来ます。
もしミルクティーを濃い目に楽しみたい方がいらっしゃったら、一度お試しになることをおすすめします。
益井園の紅茶はこちらで買うことができます。
全国の催事にも積極的に出ていますので、ぜひ見つけたらお手にとってみてください。