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【東京都】木下園製茶工場: 東京紅茶2016(さやまかおり)

投稿日:2017年6月2日

【 東京紅茶2016(さやまかおり) この紅茶について】

今回は、東京都の木下園製茶工場さんの 東京紅茶2016(さやまかおり) をご紹介します。

この紅茶は、木下園さんから頂いた紅茶です。
緑茶にも使われれる「さやまかおり」という品種で、名前の通り、
『狭山』の地こと埼玉県で生まれた品種です。

渋みが強めで香りが良い品種で、緑茶で好まれて使われます。
この品種を使って紅茶を作る方も多く見受けられます。

【茶葉】

【東京都】木下園製茶工場: 東京紅茶2016(さやまかおり) 1
茶葉は裁断されず、大きめの茶葉が存在感いっぱいに「畳まれて」ます。
撚られていると言うか、「畳まれて」ます。
裁断していない茶葉が好きな人は好きな形状だと思います。
急須とかポットとか普通の紅茶の淹れ方じゃなくて、茶壺とか中国茶での飲み方で飲むほうが向いているのかななんて思わせる茶葉です。

【水色・味・香り】

【東京都】木下園製茶工場: 東京紅茶2016(さやまかおり) 2

3分淹れました。
水色は、薄いオレンジ色です。
香りは、ほんのり柑橘系の香りがします。
味は、ほぼ白湯なんですが、微かにツツジの花のような味がします。
3分ではやはり短すぎました。

味の系統は、清廉系です。

しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、鮮やかで濃い朱色で、カップの縁が黄色いリングになってます。
香りは、ほんのり香ばし目です。
味は、ぐっと渋く、鼻から鮮やかなグリニッシュな香りが抜けていきます。

強めの春の紅茶っぽいです。

東京紅茶の本領は長く淹れたあとかもしれません。
味と香りの力強さを感じます。

【茶殻】

【東京都】木下園製茶工場: 東京紅茶2016(さやまかおり) 3
一つ一つが、その形状を元に戻した茶殻です。
お茶の茶殻というよりも、落葉した濡れた葉そのもの。
全く裁断の形跡がないとここまでキレイに戻るものです。

茶番形状を第一に考える人にとっては、とても興味深い国産紅茶だと思います。

木下園製茶工場さんの紅茶をお求めになりたいと思いましたら、ぜひ下記サイトを御覧ください。

お茶の木下園

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