お茶の情報源 は意外と多くない
全国に『お茶の先生』や『紅茶教室』などたくさんありますが、 お茶の情報源 を包括的に情報を取り扱っている会社はありません。
お茶の業界紙として唯一あるのが
・日本茶業新聞
くらいです。
こちらも業界紙なので、一般情報としては不向きで、『お茶のファンの為の情報』としてよりも、お茶の業界に関わる人達に向けて作られています。
実際、皆さんがお茶の情報を手に入れようとすると、お茶の本や口コミか贔屓にしているお店や懇意にしている『お茶の先生の情報』などになると思います。
その状態を変えるために、お茶の情報のポータルサイトとしての『京都紅茶道部』を作ったわけですが、各メディアや直接茶農家さんに聞いたり、国産紅茶の取引のあるお店との取材など色々情報源は駆使していますが、それでも実のところ情報収集には毎回苦慮しています。
いつも皆さんに提供している情報源のうち、直接御覧いただける物をご紹介したいと思います。
懇意にしているお店や先生一辺倒の情報ではなく、広く現状を知ることで、もっと紅茶を始めお茶を楽しむ助けになればと思います。
お茶の情報源 を仕入れるオススメサイト4選
紅茶
・Tea & Smile – 紅茶で毎日をちょっとしあわせに
tea and smailさんは、紅茶にまつわるお話や淹れ方、そして紅茶を活かしたライフスタイルの提案などわかりやすく書かれています。
一般的な紅茶の淹れ方から始まり、実際にどういう紅茶があるのかという紹介、自身で活用できるレシピ、紅茶にまつわる小ネタやデータやニュース、そして実際に紅茶に関わる方に取材に行った生の声などを知ることができます。
『紅茶は敷居が高い』と抵抗感があるかたは、ぜひ一度このサイトをご覧になって紅茶の手軽さと親しみやすさを感じていただければと思います。
・紅茶サイト Tea for Life別館
Tea for Lifeさんは、管理者の方が、紅茶にまつわるあらゆる事にご自身の目で舌で感じ記事されています。
書かれていることは、紅茶のイベントだけにとどまらず、各社が一般発売する『紅茶を使った製品』や、東京を中心に150店をゆうに超える紅茶を扱ったお店への来店レポを書かれています。
ちなみに、アメブロ時代から付き合いのある山片茶園の紅茶が関東でも出されていることを知ったのは、このブログでした。
おすすめの紅茶専門店や紅茶に関わる情報を体験として知りたい場合は、このブログはオススメです。
中国茶・台湾茶
・中国茶情報局 CTTea.info – 中国茶ファンのためのデータベース&ニュース
中国茶・台湾茶に関わる情報は、中国語などの媒体ではいくつかあるのは確認しています。
ですが、日本で日本語で提供しているところは多くなく、この中国茶情報局さんは、貴重な情報源です。
この管理人の方は、ご自身産地に出向き、生の声や状況を収集する以外にも、全国の中国茶の専門店を周り、現状の把握や紹介をされています。
そして、毎年『エコ茶会』(正式名:地球にやさしい中国茶交流会)というイベントを主催しており、毎年数多くの来場者を集めております。
(余談ですが、可能ならば、僕も国産紅茶を抱えて参加します。未定ですが)
中国茶・台湾茶に興味があるけど、どこから手を付けていいかわからない時、このサイトをご覧になっていただければいいと思います。
日本茶・国産紅茶
日本茶の情報は専門店で、とよく専門家の方から言われますが、圧倒的情報量を誇るのは実は中日新聞です。
中日新聞で『茶況』というコラムがありまして、そのコラムでエリアの静岡を始め全国の日本茶が置かれている状況を知ることができます。
僕自身も、これをわかるまでは日本茶の情報は農家さんからの業界情報頼みでしたが、中国新聞の茶況を見てからは、まずこれを見てから各地の情報を検証比較するようになりました。
日頃から『日本茶は危機にある』というのは、この茶況の情報と各地方の茶農家さんの声を合わせて出た答えでもあります。
中日新聞は、お茶の情報源として大変重宝しております。
国産紅茶の最高の情報源は地元メディア
国産紅茶を作られて販売されたら、プレスリリースをされる方とそうでない方といらっしゃいます。
連絡を取り合っている茶農家さんの多くは、特に広報をせずに、自分の出展や自分のお客さんに告知するなど手の届く範囲で行っているのが現状です。
ですが、プレスリリースを打つことで、各メディアに取り上げられる確率は高くなります。
そう言う情報を拾い集めるのですが、大手や大きめの地方紙などは実のところなかなか取り上げてくれません。
南山城紅茶の様に、常に京都に支部のあるメディアが担当をつけてまで張り付いているという例は大変めずらしい例です。
(あそこは、道の駅の件もありますが)
国産紅茶の情報の殆どは、地域のタウン誌や地方紙の隅の方に記載されることが多いです。
それでも、WEBに書かれていれば、僕のような国産紅茶の情報を集めている人間に拾われる確率は高くなります。
国産紅茶を作っている方は『どうせ目に触れないから』と諦めず、ニュースリリースを打つことや、地方紙に取材申し込みなどして、WEBに乗る機会を作ってください。
その地域で売れることは重要ですが、全国にして貰える人が増えることで、その地域への興味もわきます。
そして、WEBにでしか情報収集できない人たちへのアプローチもできます。
このように、お茶にかかわる情報源は少ないですが、一つでも多くの情報を拾い上げ、みなさんの目に触れられるよう努めてまいりたいと思います。