お茶 半発酵茶

プロだけが知っている中国茶の6つの種類と本物の中国茶

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中国茶は難しい?

中国茶淹れる
『日常茶飯事』と言われるくらい、お茶というものは当たり前の日常のこととして扱われますが、皆さん口を開くと
・紅茶は難しい
・緑茶は難しい
・中国茶は難しい
と『日常茶飯事』ではないお茶に対するセリフを聞く機会が多いです。
『紅茶はインスタントラーメン、熱湯注いで3分』や『緑茶の温度はお湯を器に移し替える回数で温度を調節できる』など、簡単にする技がたくさんあります。
僕も実際に中国茶は目に触れるまでどう淹れていいものかわかりませんでした。
直接のきっかけは2010年の世界お茶まつりだったのですが、明確に手元に知識や技能として身についたのは、2011年の吉田山大茶会以降です。
今回は、この中国茶とのきっかけとなった吉田山大茶会2011の写真を中心に書かせていただきます。

中国茶は6種類、でも産地は数え切れないくらいある

『中国茶って烏龍茶でしょ?』
と言われています。
厳密には『中国茶』というジャンルはないそうで、中国産のお茶が『中国茶と言われている』というだけだそうです。
中国がお茶の製造としての起源であると言われているので、その分類は、細かく決められています。
タイトルの6種類とは、その気になれば世界中のお茶がその種類に入ってしまうので、厳密には中国茶の6種類ではなく、『お茶というものの6種類』ということが出来ます。
その6種類とは以下のとおりです。

・緑茶
・白茶
・黄茶
・青茶
・紅茶
・黒茶

緑茶は、不発酵のお茶です。日本茶もこの緑茶ですね。
白茶は、揉まずに軽く酸化発酵させたお茶です。専門家は『萎凋の状態のお茶』を呼ぶそうです。これは希少です。
黄茶は、軽く発酵させた上に、後発酵と言われる乳酸発酵を軽くさせたお茶です。軽い酸味が特徴です。
青茶は、烏龍茶のことです。萎凋という作業をして、軽くもんで、すぐに酸化発酵を止めて製茶します。
産地にもよりますが、軽い香ばしさと華やかで香り高い芳香が特徴です。
紅茶は、酸化発酵をさせたお茶です。インドとかスリランカとかの『紅茶』はこれです。
黒茶とは、普洱茶のようなお茶のことです。酸化発酵をさせた後、乳酸発酵をさせて味が濃く深くなってます。熟成させればさせるほどいいと言われています。

このように、中国茶の6種類と言ってしまってますが、事実上、全世界のお茶を分類するとこの6種類になります。
この中で一番出回っているのは、ご存知紅茶ですが、中国の中で一番出回っているのは青茶ではなくて、緑茶です。
緑茶をガラスのコップに入れてお湯を継ぎ足しながら飲むのが一般的だそうです。
実に意外でびっくりしました。
白茶と黄茶に至っては、ほぼ希少品です。
このように、いろいろな『茶縁』に巡りあうことをお祈り申し上げます。

中国茶の茶芸というもの

阿里山のお茶
よく『中国茶はこう淹れます』って言うものの代名詞に、こういう写真の茶器を使って淹れる風景があります。
(茶盤がないですね)
こういうスタイルを『茶芸』といいます。
中国本土よりも、台湾で盛んで、今のスタイルが確立した裏には、日本の茶道が大きく関わっていることは有名です。
(茶道がなかったら、茶芸はなかったと言われてます)
こういう茶器がないと淹れられないというわけでなく、
実際は蓋碗と言われるフタ付きのお椀や、適当なものでも淹れられます。
(その気になれば、コップに茶葉を入れて熱湯を注ぐだけでもOKです)
ですが、雰囲気を楽しむためにこの茶芸をするというのはいいと思います。
お客をもてなす亭主の役目として、この茶芸を身につける方も多いそうです。
お近くの中国茶専門店で、一度体験してみてはいかがでしょうか。

中国緑茶の中の良い物を

前に『中国の緑茶は低品質で激安だから、日本のペットボトル用といて輸入されている』と言われたことがあります。
一時期は、確かに多い事がありましたが、今は国内茶葉が安くてにはいりますので、そちらを使っている会社が多いです。

でも、中国茶は安くて悪いものばかりではなく、良くて高いものが存在します。
その最高峰と言われているのが
獅峰明前龍井献上茶
龍井茶と言われるもので、その中でも特別扱いをされているのが、獅峰明前龍井献上茶と言われるものです。
このお茶は、にせものが出まわるほどの高級品扱いで、本物ならば茶園出荷段階の原価で100g1万円します。
消費者の手元に届く段階では100g3~5万ぐらいにはなっているお茶です。
そういうものがあり、激安のものがありと、上下の差が激しいのが中国茶なんだと思ってください。
中国茶はいいものは間違いなく高品質でおいしいです。
人生の中で一度は体験していて損はないものです。

日本でも挑戦されている『中国茶タイプのお茶』

ここまで中国茶の話をしてきたのは、国産紅茶を作っている一部の農家さんが、紅茶に続き青茶や白茶など別のお茶の生産に挑戦しているということがあります。
積極的に取り扱っている農家さんは、台湾から防疫上問題のない茶の品種を取り寄せ自分の茶園で栽培し、それを使って青茶を作っています。
国産紅茶が認知されだしている現在、農家さんは次の一手として、香りの特徴の高い青茶などの挑戦をしているということをわかっていただきたいと思いました。

多分、商品が少しづつ出だしたら、必ず『日本で作ってる烏龍茶は偽物だ』という人が出てきます。
日本で今青茶に挑戦している人たちは、日本でもトップクラスの中国茶の専門家や台湾の有名茶師などと協力して研究製造を行っています。
そういう偏見を少しでも無くしていただきたいと思いまして、このような記事を書きました。
日本の茶園さんはいきなり本物を持ち込んできます。
皆さんが目にするのは、まだまだ先だと思いますが、ご興味がある方は、いろんなイベントに足を運んでください。

ちなみに、毎年6月の初旬に行われている吉田山大茶会でも品質の高い国産烏龍茶を出している方が多くいらっしゃいます。
現地では本場の烏龍茶もでていますので、一度自分の舌と鼻で確認してみるのもいいかと思います。
今年は、僕は出店しませんが、出没はします。
もし、機会があれば、現地にてお待ちしております。

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