【 水車むら紅茶べにふうき この紅茶について】
今回は、静岡県の水車むら農園さんの 水車むら紅茶べにふうき をご紹介します。
この紅茶は、水車むら紅茶の試飲パックの最後の紅茶です。
10gづつの試飲パックは、正直こういう試し飲みが効果的にできるのでありがたいです。
品種はべにふうきです。
べにふうきは全国どこでも作られていると今は言われますが、
品質は千差万別で、良い物もあればそうでないものもあります。
紅茶の体を成していない紅茶もたくさんあるなか、水車村の紅茶はべにふうきにとどまらず、他の品種でも実に紅茶らしく仕上がってました。
こういう紅茶は、未だ生産量が少なく一般的に普及していないという現状の中、未来に是非残っていて欲しいと思う次第です。
【 水車むら紅茶べにふうき 茶葉】
撚りはきれいい細く撚り上げられています。
まるで繊細な糸が幾重にも重なっているようなそんな感じです。
茶葉の色は、発酵をしっかりした黒の下地に、
軽く白く粉が吹いたような感じです。
封を切った段階から、甘いような華やかなような香りがして
お茶を淹れる前から楽しめる紅茶です。
この香りは、封を切った時だけではなく、お湯を注いだ時にも鮮やかに立ち上ります。
飲む前から美味しい紅茶です。
【水色】
水色は茶色寄りのオレンジです。
香りは、花びらのような香りがします。
感じとしては、青茶寄りの香りです。
特徴は清廉です。
味は、ほんのり渋くて爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
温度が落ち着きましたら、渋みが穏やかに成り飲みやすく成りました。
3分淹れの段階では、紅茶を飲むという感じよりも、
花と葉っぱをかじっているという感覚が違いと思います。
それだけみずみずしい香りが口いっぱいに広がります。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
水色は鮮やかな朱色になりました。
香りは軽くスモーキーで、深くなりました。
味は渋さがはっきりとわかるくらい濃くなり、同じくらい強く香ばしさを感じます。
牛乳入れたいな~、砂糖入れたいな~
って思えるはっきりした紅茶です。
香りにしても味にしても自己主張している紅茶が日本には少ないんですが、
ここまでしっかりしている紅茶は大事にしていきたいなとつくづく思います。
【茶殻】
茶殻は『開く系』で、茶葉の時には気づきませんでしたが、
大きな茶葉の比率よりも、小さい茶葉の比率の方が高いです。
合わせて茶葉の段階で気づきにくかったのが、新芽に近い柔らかい茎が多く入っていたということです。
触ってみても海藻を触っているようで、茎という感覚がまるでありません。
残り香もいい香りがほぼありませんでしたので、きっちり出きったのかなと思ってます。
飲んでいて一番いいのはやはり『湯液に成分が出きった感がある』という状態です。
紅茶で、2煎~3煎とか出てくると、一体、今までの入れていたのは不十分だったのかなって思いになります。
ただ、それは紅茶だけの感想で、緑茶の場合は温度によって出てくる成分が違うので『1杯で幾重にも美味しい』という楽しみ方が合ったり、青茶などいわゆる中国茶は延々と香りが出続けている長時間の楽しみを味わえられます。
そういう多彩な楽しみ方ができるのが、お茶というものの魅力なのかなと、あんまし国産紅茶レビューと関係のないことを書いてみました。
水車むら農園さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。
明日も、更新します。
黒岩純子 liked this on Facebook.
Satoshi Iai liked this on Facebook.
RT @kyo_kure_info: 【静岡】㈱水車むら紅茶:水車むら紅茶 べにふうき: 【この紅茶について】
この紅茶は、水車むら紅茶の試飲パックの最後の紅茶です。
10gづつの試飲パックは、正直こういう試し飲みが効果的に… http://t.co/IPQGAWhsBh