【 水車むら紅茶かぐや姫 この紅茶について】
今回は、静岡県の水車むら農園さんの 水車むら紅茶かぐや姫 をご紹介します。
この紅茶は水車むら農園さんの生産です。
前にも触れましたが、自由化国産紅茶が消滅した後に開始し、
今や国産紅茶の生産のリーダーの一人です。
この紅茶は、そこで作られたやぶきたの紅茶です。
やぶきたの紅茶は全体的に滋納系に寄りながらもバランスを取るのが難しい品種です。
それがなかなか興味深く仕上がっているんで面白いです。
【 水車むら紅茶かぐや姫 茶葉】
茶葉は線が細く、丁寧に撚りが入り、とても綺麗です。
前に上げた五月も線が細かったな・・・と思ってみたら、
やはりそういう仕上がりでした。
丁寧に仕上げているな・・・
【水色】
水色は明るめの橙です。
香りは、お湯を入れた直後は柑橘系の花のような香りがしたんですが、
3分経ってからカップにそそいだら、軽く穀物系の香りと甘酒っぽい香り。
滋納の部類に入ると思います。
味は軽く酸味がありますが、ライトで飲みやすいです。
すごくさっぱりして飲みやすいです。ホットでもすんなり飲める良い滋納です。
温度が落ち着くと、優しさが増しました。(意味不明ですみません)
香りも穏やかなままで、味も穏やかで、更に温度ものどごしも穏やかです。
滋納のお手本というべきものかもしれません。
といっても、まだ3分しか経ってないわけですけどね。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
水色は、軽く赤が強くなった程度です。
香りは、わずかに若草のような爽やかさが出ていました。
味は、軽く渋みと酸味がでて、風味がよく鼻から抜ける香りが多層の花の香りのようで芳醇です。
でも、清廉ではなく滋納ベースだとわかります。
【茶殻】
茶殻は開いた系です。
全部開いた上に、すごく柔らかそうです。
そのまま食えるんじゃないかと思うくらい。
(紅茶なので食いませんが)
あの繊細な茶葉から、このようなふんわりした茶殻が出来上がる。
そういう製茶技術が、足掛け数十年の蓄積の結果なんだとふと感嘆がでます。
水車むら農園さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。
明日も、更新します。