【 丸子紅茶べにふうき (FFとSF混合) この紅茶について】
今回は、静岡県の丸子紅茶さんの 丸子紅茶べにふうき (FFとSF混合) をご紹介します。
丸子紅茶は、今の国産紅茶業界のフラグシップのような茶園さんです。
国産紅茶の父、多田元吉の地盤であり、この地から多くの『紅茶品種の再発見』がされてます。
前世代から継続的に引き継いでいた水車むら、杵築紅茶、川戸紅茶とは違い、一度途切れたものを復活させて、今は静岡の紅茶教育の旗振り役をされています。
毎年される紅茶作りの講習会には全国から人が集まり、紅茶の技術の伝道所みたいな位置づけにもなってます。
(水車むらの紅茶に関しましては、試飲セットを前に買いましたので、改めてレビューします)
【 丸子紅茶べにふうき (FFとSF混合) 茶葉】
茶葉は短めでフレークみたいにまとまってます。
細くよれているわけじゃないので、一見紅茶らしくないかもしれません。
他のもの見ていたんですが、やはり全体的に選別は綺麗です。
ここ最近始めた人じゃないという感覚は、茶葉の形からようわかります。
【水色】
水色は赤目の橙。ライトな色合い。
香りは若干穀物っぽいけど、花のような香りがします。
味は軽く渋めで、ほんのりとFFっぽい青茶のような香りが鼻から抜けます。
まあ、3分じゃ薄いんですけどね。まだ。
感想3割、白湯7割って感じです。
もっと長めの方がいいですね。
やはり、5分以上おすすめです。
温度が落ち着いても、印象は変わりません。
そう言う意味で、安定感の高い紅茶です。
でも、FF+SFなら、もっとFF感があってもいいのに、香ばしい香りが出てきました。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
色目は倍以上濃いです。
赤が濃くて底が見えません。
香りは、ここいらへんで青茶ぽいFFらしい香りが出てきました。
軽く渋めです。
ほんのり甘いです。
べにふうき(のはず)なのに、『紅茶品種っぽさ』を感じないのはなぜだろうかとふと悩んでます。
(淹れ方?もしかしてべにふうきじゃない?)
でも、ちゃんと紅茶してます。
もしかして、古いから?とか。
(※賞味期限2012/10/13)
正直、新しいのを買わないとダメですね。
一概に丸子紅茶を読みきれませんわ。
(今は青茶に力を入れているので香りが格段に違うと予想できるので)
【茶殻】
茶殻は、『膨らんだ系』の伸びたような感じです。
開いた系じゃなかったのが残念。(※たんなる好み)
香りがそんなにも残ってないので、ちゃんと出たという感じでしょうか。
(ただ、自分の技術の未熟さを痛感した紅茶でした)
次は、新しいのを淹れたいな・・・
丸子紅茶さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。