【この紅茶について】
今日の紅茶は、今年の紅茶を使って作った試作品です。
品種は在来で、紅茶の萎凋割合を変えたものの一つです。
どのように変えたかは、詳しくは書きませんが、あと1つあります。
【茶葉】
選別が中途なのは、若干荒茶状態で頂いたのでこのくらいだと思ってます。
全体的に葉っぱが大きく、この茶園の前にもらった年代違いと比べるとリーフ感がしっかりします。
これは個人的感想なのですが、茶葉は良いので、あとは加工の見直しかなって思います。
数箇所、習いに行って他人がどういう製茶をしているか見るだけでも、格段に変わると思います。
【水色】
水色は鮮やかな赤茶色です。
香りは、甘酒っぽいです。
渋みはほぼ無し、と言いたいところですが、味がないです。
3分じゃ短すぎたという紅茶です。
国産紅茶は、5分以上なら事故らない紅茶が多いってことですかね。
温度が落ち着いてから、香ばしさと酸味が顔を出してきました。
国産紅茶は、飲む時に下がるまで待つのもいいですかね。
誰かの本で『紅茶はカップに注いで60度に下がってから飲むのが一番』
って書いてありましたね。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
水色は赤みが強くなり濃くなりました。
香りは香ばしさが軽く顔を覗いた程度。
味は、香ばしさが顔を出した反面、番茶っぽさが出てきました。
いいポイントを見極めて引き上げるのが大事なんでしょうね。
ってことは、イギリス風につけっぱにせずに、いわゆる『フランス風』のコットンフィルターで引き上げとかが一番安定して入れられる茶葉もあるのではないかなと思うわけです。
【茶殻】
茶殻は全体的に開いた系の茶殻です。
茶葉に対して比重が軽いのでどうなのかなって思ったんですが、
上手く開いたので良かったと思ってます。
やはり、ここは今後の製茶技術の進歩を待つ方ですかね。
明日も、更新します。