【 燻製紅茶吉野の桜2016 この紅茶について】
今回は、静岡県のカネロク松本園さんの 燻製紅茶吉野の桜2016 をご紹介します。
この紅茶は、地紅茶サミット奈良で購入しました。
地味に数を増やし始めている「燻製した」紅茶です。
紅茶を燻製すると聞くと、驚く人も多いですが、紅茶を発酵後に燻製して加熱する紅茶は昔から見られます。
その代表格が「ラプランスーチョン」です。
日本でも、和製の着香茶を目指して、いろいろな農家さんでチャレンジを行っております。
いろんな種類の燻製紅茶が出ていますので、これを探すのも一つの楽しみと言えるでしょう。
【茶葉】
茎が散見しますが、全体的にバラバラした感じの茶葉です。
製茶をしてから、バラバラ砕いたのかなという感じがします。
もしかすると燻製をする時に一度手を入れているのかもしれません。
軽く見た程度では、非常に粉っぽい紅茶です。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、明るめの茶色です。
香りは、正露丸っぽい香りがします。薬草系です。
味は、サラリとさっぱりした風味なのですが、鼻から抜ける香りが正露丸です。
味の系統は、清廉系になります。
しばらく淹れるとこうのようになりました。
水色は、濃い朱色になりました。
香りは、ますます正露丸です。まさしく正露丸です。
味は、軽く酸味が広がります。鼻から抜ける香りに正露丸香は強くません。
傾向として、正露丸香を楽しみたいなら、浅めに淹れると良いと思います。
紅茶として楽しみたいなら、じっくりと淹れるほうがいいでしょう。
【茶殻】
茶殻は、茶葉を膨らませたような感じですが、全体的にきれいな形状をしてます。
残り香は、そこまで正露丸ではなく、普通の紅茶の残りがと同じように、木の皮や乾いた葉のような香りがします。
香りの正露丸の部分は、やはり、着香した香りなんだなと改めて確認できる茶殻です。
カネロク松本園さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。