【 ゆのつる和紅茶べにふうき2016 この紅茶について】
ゆのつる和紅茶べにふうき2016 は、今年地紅茶サミットが開かれる熊本県水俣市の紅茶です。
水俣市は多くの高品質な紅茶を作る地域で、今のところ「ハズレを探すのが難しい地域」になります。
2013年にここのティーバッグの紅茶を試飲しています。
多分、べにふうきじゃなかったのかなぁという試飲内容です。
ともかく、ここのべにふうきは初めてという体で飲むことにします。
【 ゆのつる和紅茶べにふうき2016 茶葉】
茶葉は細かく裁断されてます。
色目が黒茶色寄りなのですが、全体的に乾燥が進んでいるような感じに乾いた薄さがあります。
僅かに枝も混じってますがほとんど目立ちません。
それよりも、シルバーチップが散見します。
これは好きな人は好きな茶葉の形態です。
【水色・味・香り】
3分淹れたあとの水色は、茶色です。
赤みの気配はありません。
香りは、香ばしさがメインですが、濃い甘さと僅かに香るシナモンのような清涼感があります。
味はまだ軽いです。渋みも甘みもまだありません。
温度が落ち着くと軽い酸味が顔を出します。
べにふうきなんですが、この状態ですとべにふうきという感じがしません。
分類としては、望蘭系になります。
しばらく淹れますと、様子はガラッと変わります。
水色は濃い赤になります。どこから見ても紅茶そのもの。
香りは、香ばしさは焙じ香で、それに伴った甘い香りがついてきてることがよくわかります。
味は軽く渋く酸味がガツンと来ます。
温度が落ちてくるとそのこさをより一層実感できます。
砂糖かなにか足したい感じです。
茶葉の量を考えれば、ミルクティーでも良いかもしれません。
紅茶として飲みたい方は、ぜひとも茶葉多い目で長めに淹れて下さい。
それで、この紅茶の本気を味わうことができます。
【茶殻】
きれいな裁断がそのまま開いたような茶殻です。
香りは、煙く紅茶に必要な成分を移しきったような感じです。
流石に2煎目はないかと思います。
お茶の坂口園さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。