豊好園紅茶静7132 この紅茶について
今回は、静岡県の豊好園さんの 豊好園紅茶静7132 をご紹介します。
このお茶の品種は、お茶に関わっている人にはこの静7132が馴染みがあるのですが、商品名と特徴として、一般消費者の人たちには『まちこ』と『桜の香りのする緑茶』で知られている品種です。
これはその特徴から、緑茶にするほうが多いのですが、この時は紅茶を作ってれたという珍しいことになっています。
なお2014年現在、静7132で紅茶を作っていないそうなので、もし欲しい方は豊好園さんと応相談ということに成ります。
豊好園紅茶静7132 茶葉
豊好園さんの製茶の特徴で、大ぶりの葉っぱを、これでもかと言うくらいより上げた、ツンツンした(金沢弁で『ケンケンした』)感じの茶葉です。
発酵はきっちりさせており、茶葉の色目も写真と違わぬほど濃い色です。
見た目黒なのですが、濃赤で黒っぽい感じの、真っ黒い干し柿のようなそんな色です。
水色
水色は淡い橙です。
香りは、紫蘇を思わせるような香りと、香草を思わせるような爽やかな香りが混在してます。
味は紅茶というか、どくだみ茶とかアマチャヅルとか茶外茶のような感じの風味です。
ただ、後から上がってくる香りがなんともベリー系のような甘い香りがします。
長く淹れたらどうなるでしょうか
長く入れたら、朱が濃くなりました。
香りは、先ほどの紫蘇とも香草とも思うような香りが強くなり、
さしずめ『桜の実がなったような』感じの香りになってます。
(と言ってもさくらんぼじゃないです)
長く淹れても渋みはほぼなく、さっぱりと飲むことが出来ます。
これを
『新しいフレーバーティーだよ』
とか言ってだしても、本気で信じて貰えそうなそんな香りです。
味や渋みを楽しむというよりも、香りを楽しむという紅茶ですね。
茶殻
茶殻は、全体的に撚られた物が丁寧に開かれた感じの茶葉です。
カサが増えているわけでないので、インパクトとしてそんなにも大きくないですが、淹れきった感のある茶殻です。
残り香もそうないので、きっちりとお湯の方に流れていったのだろうと思われます。
豊好園さんにご興味を持たれましたらぜひご覧いただければと思います。