【この紅茶について】
今回の紅茶は、平成20年に作られた5年物の『ファーストフラッシュ』です。
これも、試しにもらったもので、どこのかは書きません。
全国でも『熟成紅茶』という物はそんなにもなく、あっても3年ぐらいまで。
ワインやブランデーやウィスキーみたいに、何十年も寝かしてて、メリットがあるのかどうかはまだわかりません。
この京都紅茶道部が企業化したら、全国のお茶の『熟成テスト』でもやろうかとおもってます。
基本、新鮮でフレッシュなものがいいですが、もし長期保存熟成変化で新しい切り口ができれば、商品開発の枠も広がるというものでしょう。
もし、熟成で良くなるのであれば、お酒のように、1シーズンの生産物を毎年切り売り出荷でいろいろな価格帯の商品を作ることもできるでしょう。
今後が楽しみです。
【茶葉】
茶葉はもうちょい選別が必要かと。
まあ、荒茶段階なので、ご愛嬌。
(多分、売る時は選別機にかけて売るんでしょうから)
やはり形は紅茶というよりも、煎茶に近い。
ざっくり短冊に折られた茶葉が、『元々緑茶です』と主張しているかのようです。
【水色】
水色は明るい赤茶色です。
香りは、ファーストフラッシュらしい華やかな香りがまだ残ってます。
渋みはほぼなく、軽く甘いです。
メントールって程じゃないですが、飲み口がスッっとします。
すごく落ち着いた紅茶です。
薄いと言うか、落ち着いた紅茶というのが正しいかもしれません。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
色目は倍以上濃くなってます。
香りはさっきの青茶っぽいFFみたいな香りに、香ばしさが少し足されてます。
渋み、酸味はほぼなく、香ばしさと甘味がスッキリ出ていて、
鼻から抜ける香りが、実にお茶らしい香りです。
(紅茶らしい香りでなく、『お茶らしい香り』)
実に落ち着いてじっくり飲める紅茶です。
【茶殻】
茶殻は、短冊から一気に展開されてます。
ちょいとごちゃごちゃして見えるのは、さっきの選別前だったということで、
広がった茶葉は、一見『膨らんだ系』にも見える短冊。
茶殻にいい香りが残ってないので、きっちり出る茶葉だったと嬉しく思います。
で、これ、10年熟成までがんばるの?
明日も、更新します。