お茶のイベント 世界お茶まつり

明日、京都に帰るよ。(ガンダム見てから) 世界お茶祭り2010最終日

投稿日:2013年5月5日

今日はほんとに珍しいもの。
京都紅茶道部-20101031-1
『幻って、なんじゃらほい』
って感じですかね。
前に貼った、
京都紅茶道部
『一芯三葉』の芯の部分だけ集めたのを、シルバーチップといいます。
(画像では、フラワリーオレンジペコーに該当する、芯葉というもの)
京都紅茶道部-20101031-6
珍しいものって言うわけは、基本、アラブの金持ちが、それだけを直接買い上げていくらしいんです。
僕もこれ以前は、レピシエ(ルピシア)の福袋に偶然入ってた売れ残りを飲んだだけ。
(ただ、うまく淹れられなかったため、おいしくなりませんでした)
単価も、ものすごく高く、作ってる現地の人たちは、
『作ってるけど、淹れ方なんてしらねーよ』
ということ。
ゴールデンチップというのは、そのシルバーチップの中にたまに混ざってる、色付きのリーフがあります。
それが、ゴールデンチップです。
京都紅茶道部-20101031-5
色の違い、わかりましたかね?
で、
京都紅茶道部-20101031-2
話ながら、淹れていただきました。
(話の内容は、スリランカと日本の関係のお話)
京都紅茶道部-20101031-3
シルバーチップは、これだけで淹れてなくて
ディンブラを混ぜてます。
京都紅茶道部-20101031-7
普通の茶葉(ディンブラ)が入れてある方がシルバーチップ
香りをシルバーチップで、味をディンブラで補完してる感じ。
右側が、ゴールデンチップ。
(ゴールデンチップは、そのまま)
紅茶の色目は
京都紅茶道部-20101031-9
シルバーチップ(なお、カップは、ノリタケ・スリランカ工場製)
京都紅茶道部-20101031-10
ゴールデンチップ
香りは、すごく広がる感じ・・・
(スリランカのブレンダー曰く、『グリーンマスカットの香り』ってか、薄い醤油っぽい・・・)
シルバーチップ持ってたときに、この方法をしてたら、
もっと、有意義に楽しめたんだろうな・・・
(シルバーだけだと、色も香りも味もなかった・・・)
京都紅茶道部-20101031-8
出ガラも結構、しっかりと。
で、今日はこれの後に、
京都紅茶道部-20101031-11
しばらく、彷徨って・・・
(最終日で、台風一過なので、人で多い)
京都紅茶道部-20101031-12
最後のセミナーです。
日本の茶の湯の存在意義を主に話してました。
ただ、このとき、
イギリスの『イングリッシュガーデン』が
『イギリスのティー普及と同じ時期』であるということから、
イギリスのティー文化の教科書である、日本長期滞在経験があるドイツ人の『お茶の本』から
”イギリスのティー文化は、日本の茶の湯の模倣である”
という、説をパネラーの方がおっしゃってました。
イングリッシュガーデン以前には、ヨーロッパには、左右非対称の庭園が存在してないんです。
(左右対称庭園は、フランスとかイタリアとかで見られます。古くは、イスラムのモスクかな)
それ以外で、左右非対称の庭園といえば、日本の庭園。
それからも、日本の文化→オランダ・ドイツ→イギリスという風に伝播したんじゃないかということです。
なかなか、おもしろい・・・・
(ちなみに、ドイツ人がオランダの商船にのって長崎に来た記録はたくさんあります)
実に、勉強になりました。
ちなみに、その方・・・
「だれか、僕の代わりに証明してください」
え?
知事さん・・・・

-お茶のイベント, 世界お茶まつり

執筆者:

関連記事

神戸ポート

12/8~12/10に神戸で 第2回神戸ティーフェスティバル 開催

神戸で紅茶のイベント『 第2回神戸ティーフェスティバル 』開催 来る2017年12月8日から10日まで、神戸のメリケンパークにて関西最大規模の紅茶のイベントが開催されます。 神戸は開国以後初めて開港さ …

no image

吉田山大茶会⑤~好茶工房~

内容の説明の前に、サイトの紹介。 好茶工房さん 『ハオチャこうぼう』さんっていうんですね・・・ 今の今まで気がつかなかった・・・ ここのブースも、2日間通して終始大盛況で、 ひとえに、主人の林圭子さん …

no image

吉田山大茶会⑨~『東方美人』は紅茶の香り~

タイトルを読んで、『辮髪で、紫色の衣装で、中国拳法使いで、ガンダムに乗って、最後はラスボスになった人』を連想した人、挙手お願いいたします。 (※東方不敗参照 ) 東京からお越しの『浅黄屋』さん。 (間 …

no image

京都和束・茶源郷まつりに参加してきました

【茶源郷まつりに出店してました】 ◇茶源郷まつり 去ること11月2~3日と、先日の予告通り茶源郷まつりに出店していました。京都紅茶道部としての出店ではなく、和紅茶のブース『国産紅茶を楽しむ会』という名 …

no image

吉田山大茶会①

吉田山大茶会は2日間の実施でしたが、 ネタがたくさんあるので、分割してシリーズでお送りします。 で、 一日目はあいにくの雨模様。 ですが、基本ひきこもりの人ごみが苦手な人間としては、 『涼しくて、人が …

アーカイブ