地紅茶サミットというイベントをご存知ですか?
日本最大の日本で作られた紅茶のイベントです。
このイベントは、開催地域の農家さんが中心になって、日本各地で開催されてきました。
2022年時点で開催済みは19回、開催予定を含めると20回の開催を数えるイベントです。
このようなイベントを通して、和紅茶・国産紅茶を知る方も多くいます。
今回は、この和紅茶のイベントについて、知って参加するきっかけを作っていきませんか。
地紅茶サミット 日本最大の国産紅茶のイベント
まず、地紅茶サミットを知る前に、地紅茶とは何か、ということをご存知でない方はこちらを御覧ください。
この地紅茶を集めたイベントが、「地紅茶サミット」です。
元々は、地域のイベントの一つのブースとして始められました。
そして、回数を重ねるうちに、イベントそのものになっていきました。
現在では、国産紅茶の紹介だけにとどまっておりません。
開催地の特産品や農作物も買えるイベントになっています。
つまり、地紅茶サミットは、紅茶の紹介と地域の紹介を併せ持ったようなイベントになっています。
2022年までに開催された地紅茶サミット
地紅茶サミットにつきましては、開催の中心を担っています「紅茶の会」のサイトに取りまとめられています。
地紅茶サミット / National Locally-Grown Tea Convention
2002年の鳥取県名和町で行われた「第1回紅茶シンポジウム」を皮切りに、第4回の鳥取県鳥取市での開催で「地紅茶サミット」の名称を使い出すことになりました。
第9~11回あたりで、全国の茶農家さんが集まって情報交換するという色合いが強くなります。
この項目では、サイトが残っている地紅茶サミットのご紹介をします。
詳しくは記載されているサイトまで移動してご確認ください。
佐賀県嬉野市で開催
第12回全国地紅茶サミットうれしの紅茶まつり
2013年、佐賀県嬉野市で開催されました。
全国から農家さんが集まり、複数の紅茶を試飲購入ができました。
合わせて、シンポジウムも開催され、情報量の多いイベントとなりました。
この時、嬉野が温泉地であるということで「紅茶温泉」が行われました。
残念ながら、私は参加できなかったので、羨ましいな、と眺めていました。
石川県金沢市で開催
第十三回全国地紅茶サミットinお茶のまち金沢
2014年、石川県金沢市で開催されました。
場所は、旧石川県庁舎である現「しいのき迎賓館」で開催されました。
この地紅茶サミットの開催では、購入ブースと試飲ブースが分けられていました。
あわせて、現地では地域の紹介、和紅茶の説明などが行われ、盛りだくさんでした。
こちらでもシンポジウムや兼六園内での呈茶会が行われました。
あいにくの雨模様の大変な開催でしたが、2日間で1000人に及ぶ人が来場されていました。
静岡県下田市で開催
第14回全国地紅茶サミットin下田
2015年、静岡県下田市で開催されました。
下田はペリー来航の地として知られています。
そのため、「開国」をテーマに開催されました。
こちらでは、販売・試飲などのブースの他にいろいろな催し物が行われました。
ワークショップ
シンポジウム
紅茶クルーズ(洗浄アフタヌーンティー)
今までとは一味違った地紅茶サミットになりました。
奈良県奈良市で開催
第15回全国地紅茶サミットin奈良
2016年、奈良県奈良市で開催されました。
会場は奈良県庁でした。
回廊に並ぶように出展者のみなさんが並び、試飲をしながら購入していくというスタイルでした。
まるで、会場は大きな市場のような盛況ぶりでした。
多くの人達が、お茶を楽しみながら、出展者のみなさんと話をしていました。
この回も、呈茶やシンポジウムが行われ、情報盛りだくさんな開催になりました。
愛媛県松山市で開催
第17回全国地紅茶サミットinえひめ
2018年、愛媛県松山市で開催されました。
会場が松山市ということで、道後温泉と和紅茶のコラボレーションでした。
交流会も道後温泉「ふなや」で行われました。
こちらの地紅茶サミットでもシンポジウムやイベント盛りだくさんで、楽しい会だったと聞いています。
(正直、行きたかった)
東京都檜原村を中心に開催
第19回全国地紅茶サミットin東京ひのはら
2020年、東京都檜原村で開催されました。
新型コロナウイルスの影響を受け、会場での開催が著しく縮小という形になりました。
ですが、地紅茶サミット初のオンライン開催となりました。
普段、参加できない遠方の人達のアクセスもあり、大変盛り上がったそうです。
なお、クラウドファンディングを行い、既存のお茶好きの層以外のアプローチも図られました。
ネットとクラウドファンディングと、いろんな初の試みがされた記念すべき地紅茶サミットになりました。
地紅茶サミットなどのお茶のイベントで、日本で作られた紅茶を探してみよう
以上、数多くの地域で、国産紅茶のイベント地紅茶サミットが開催されてきました。
全国で800軒以上の茶農家が紅茶を作ってるとはいえ、バラバラに散らばっています。
そして、多くの農家さんは、この様なイベントに出展することがありません。
今も、地道に地元の道の駅での販売や通販を続けています。
つまり、前出の地紅茶とはなにかでも紹介しましたとおり、飲み手が日本の紅茶を探すという現状は変わりません。
ただ、紅茶が好きな人にとって国産紅茶は見つけづらいものです。
そこで、もう一度これらの事をおさらいしておきましょう。
- ネットで検索する
- 地元の道の駅に行ってみる
- お茶のイベントに参加してみる
これらは、現在和紅茶を手に入れるための有力な方法です。
それは、茶農家さん達が、このチャンネルに自分の商品を置いているからです。
茶農家さんや国産紅茶を扱う方々は、紅茶を飲む人達に国産紅茶を置く必要があります。
それはみつけてもらわないと行けないからです。
同時に、紅茶を飲む人達も和紅茶を手に入れたければ見つけなければいけません。
そのためには、和紅茶を置いてあるところを知る必要があります。
この様に、自分自身のお茶の生活に彩りを付けるためにも、国産紅茶を考えていただければと思います。
地紅茶サミット、今後の開催について
なお、2022年に鹿児島で地紅茶サミットの開催が予定されています。
第20回全国地紅茶サミット in 南九州市 鹿児島県南九州市で開催予定
新型コロナウイルスが落ち着いたら、という前提ではありますが、直接来場できるようになれば嬉しいですね。
そうすれば、多くの人達が実際に地紅茶に触れる機会が増えます。
そこからまた多くのファンが生まれてくれることでしょう。