【 2021にるちゃNo.4 この 和紅茶 について】
今日の 和紅茶 は、神奈川県のお茶の店 ニルマーネル(高野製茶)さんの 2021にるちゃNo.4 をご紹介します。
この紅茶は、神奈川県のニルマーネルさんが作った紅茶です。
製品として販売しているものではなく、実験茶として作られたものです。
別に紹介してます「湘南紅茶すずか」のテストロットとして作られ、評判がいいものに関してはその傾向を今後の湘南紅茶すずかに取り入れるそうです。
ということで、「この紅茶を試飲記事で書いて」と言われましたので、作成しました。
なお、2021にるちゃは1~4まであります。
今回は、4です。
(公開日時とロット番号は順不同です)
過去の記事につきましては以下のページを御覧ください。
この 国産紅茶 が、どの様な紅茶になったか確認してみましょう。
【茶葉】
茶葉は無裁断です。
多分、手摘みで、手製茶です。
機械を通してない気配がします。
(※本人からの指摘で、機械摘み・機械もみ(10kg)と判明しました。切れてないから、そう見えんかったわぁ・・・)
台湾紅茶でこんなにもデカイ葉の紅茶あったよな、という感じです。
色目は大変濃い黒です。少し赤みも感じます。
どれだけ見ても、日本の紅茶を触ってる感じがしません。
この実験茶は、そこが狙いなんでしょうか。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、薄い橙色です。
香りは、軽く焼き芋っぽい香りがします。ビスケットとかバニラとかの香りもほんのり混ざってる感じです。
味は、コクと香ばしさ「らしき」ものがほんのり乗ってる感じです。
ここまで書きましたが、ほぼ白湯です。
味の系統は、3分じゃわからなかったので、次に判断します。滋納系っぽいかなぁ。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、明るめの赤橙色になりました。
香りは、ジャスミンやバラっぽい花の香りがします。すごく爽やかです。
味は、少し渋さを感じますが、コクがぐっと出てきます。
味の系統は、渋さのない清廉系、もしくは花の香が爽やかな滋納系です。
味が滋納系、香りが清廉系という感じです。
ちょっと判断が難しいです。
普段は滋納系と清廉系の間、と書くところなのでしょうが、香りと味が別のものとして捉えられます。
面白い紅茶です。
【茶殻】
茶殻は、茶葉と同様大きいです。
摘んで、手もみで製茶して、切らないように詰めたという感じです。
残り香が爽やかです。
紅茶に出てなかった爽快感のある香りがあります。
なぜこれが紅茶に乗らなかった、って思います。
その点、作った本人に聞いてみたいと思います。
(答えをもらえるかわかりませんが)
【 2021にるちゃNo.4 この 和紅茶 での飲み方の提案】
この 和紅茶 は、 中国茶器で中国紅茶の要領で飲むことをおすすめします。
この記事では、どの紅茶も同じ条件で淹れるようにするために、同じ茶器(急須)で淹れてます。
ただ楽しみ方としては、これではないな、と感じます。
香り→味、と変遷する傾向が見られました。
なので、中国茶器で、1分ぐらいで淹れ続けて、煎を重ねて淹れてみてください。
1~2煎は香り重点、3煎~は味重点と、どんどん変わっていく紅茶を楽しむことが出来ると思います。
基本的にお茶が主役の楽しみ方ができますので、合わせる食べ物はナッツ類やドライフルーツなどの軽いものがいいでしょう。
贅沢をしたければ、上生菓子などを持ってきても大丈夫です。
一回でかなり長時間楽しめる紅茶なので、ゆっくりした休日を過ごしたい時におすすめします。
テストロットなんですけどね。
お茶の店 ニルマーネル(高野製茶)さんの 国産紅茶 をお求めになりたいと思いましたら、ぜひ下記サイトを御覧ください。