【 和紅茶(品種:しゅんたろう)2021 この 和紅茶 について】
今日の 和紅茶 は、鹿児島県の射場(勇)製茶さんの 和紅茶(品種:しゅんたろう)2021 をご紹介します。
射場(勇)製茶さんは、鹿児島県西之表市にある茶農家さんです。
西之表市は種子島にあります。
南方にあるので、めちゃくちゃ紅茶に向いてる地域なんだろうなぁと思います。
(台風上陸数がとんでもない気もしますが)
南方の島の紅茶は初めての紹介になると思います。
この紅茶は、「しゅんたろう」という2011年開発の品種で、栽培地域も種子島を中心とした一部の地域のみです。
現状、国産紅茶としては珍しい品種と言えるでしょう。
しゅんたろうについての説明については以下のPDFを御覧ください。
『茶極早生品種「しゅんたろう」』による産地ブランド化への取組
この 国産紅茶 が、どの様な紅茶になったか確認してみましょう。
【茶葉】
茶葉は細かい茶葉や茎やひげや大きめの茶葉など混在しています。
このお茶そのものは、まだ実験段階ということなので、この荒茶状態からどのくらい篩い分けをされて、各種紅茶に仕上がるか今後が楽しみです。
個人的には、粉茶(ダスト、ファニングス)とBOPやOPあたりの仕分けされたものをお待ちしてます。
(ダストやファニングスについては、積極的にキロ単位で購入させていただきます)
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、やや濃い目の赤茶色です。
香りは、ももやぶどうのような、フルーティーな香りがします。
味は、コクと甘さと若干の渋さを感じます。すっきりした口当たりです。
味の系統は、滋納系と清廉系の間ぐらいです。
すこし、清廉系寄りかもしれません。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、かなり濃い赤橙色になりました。
香りは、ドライイチジクやレーズンのような濃いドライフルーツの香りがします。
味は、コクと甘みがはっきりします。
力強い味わいです。
ページ最初に紹介した「しゅんたろう」の資料には
『茶極早生品種「しゅんたろう」』による産地ブランド化への取組
・「しゅんたろう」を使用した紅茶は,発酵性が良好であり,きれいな『水色』と
すっきりした『滋味』が特徴である(H27年も継続調査予定)。
と記載されていました。
3分の段階ではその特徴がそのままでてきたのかな、という感じです。
【茶殻】
茶殻は小さくてコンパクトです。
広がったとか膨らんだとか言う感じは一切ありません。
甘い残りががありましたが、紅茶そのものと比べれば僅かです。
お茶の出は良いです。
茶殻の様子を楽しみたい方にはおすすめしません。
あくまでも紅茶重視の方におすすめします。
【 和紅茶(品種:しゅんたろう)2021 この 和紅茶 での飲み方の提案】
この 和紅茶 は、 割と濃く淹れると、ミルクティーに向くかなと言う感じです。
普段、400ml5gで淹れてます。
これを6~7gまで増やして、濃くすれば、かなりフルーティーなミルクティーになるんじゃないでしょうか。
食べ物と合わせる時はこの「フルーティーさ」に着目して合わせればいいと思います。
パン類、ケーキ類、焼き菓子類、組み合わせはかなり多くなりそうです。
射場(勇)製茶さんの 国産紅茶 をお求めになりたいと思いましたら、ぜひ下記サイトを御覧ください。