【 きつき紅茶べにふうき2018春② この紅茶について】
今回の和紅茶は、大分県の杵築紅茶さんの きつき紅茶べにふうき2018春② をご紹介します。
杵築紅茶さんの紅茶は、パッケージで発売されている機会が少ないものなので、今回は仲介で購入した紅茶を紹介します。
杵築紅茶さんのきつき紅茶は、日本で数多くのファンを得ている紅茶好きには知られている国産紅茶です。
先程も書きましたとおり、杵築紅茶さんとしてのパッケージ販売が少なく、外部出展もされていないため、購入方法としては、仕入れいている紅茶専門店や国産紅茶専門店での購入をする必要があります。
今回は、その存在とどういう紅茶なのかということを知っていただく事がメインになります。
記事後半にて、購入できるお店をご紹介しますので、合わせて御覧ください。
過去の試飲記事についてはこちらをご覧ください。
「杵築紅茶」の検索結果
この 国産紅茶 が、どの様な紅茶になったか確認してみましょう。
【茶葉】
茶葉は全体的に赤みがかってぐりぐり撚られています。
基本的には長めの茶葉です。
淹れる前から甘い香りがしてまして、購入から随分経つのですが、まだ荒々しさというかフレッシュさを感じます。
大変力強い茶葉です。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、赤みのある黄色です。
香りは、青葉のような香りがします。結構青々しいです。
味は、軽く、コクととろみと甘みがあります。ただ薄いので正直白湯にちょっと加工された程度です。
味の系統は、3分の段階ではまだわかりません。じっくり淹れた方で判断します。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、赤橙色になりました。
香りは、りんごやいちごのような果実の甘い香りがします。
味は、ぐっと渋みが強く感じます。
味の系統は、清廉系です。
香り高く、渋みが強いという清廉系の代表格のような風味そのままです。
【茶殻】
茶殻は、全体的にいろんな形状のものが入ってるなぁという感じです。
基本的には長さが揃っているので、収まりもよく淹れやすい紅茶でした。
時間経過に合わせて、濃く出る傾向の茶葉でしたので、1煎でぐっと出切るタイプの茶葉でしたので、残りはそんなにもないかと思われます。
大きなポットに800mlぐらいでたっぷり淹れて、時間をかけて飲みたいなぁと感じるような茶殻でした。
【 きつき紅茶べにふうき2018春② この和紅茶での飲み方の提案】
この和紅茶は、3分ぐらいだと渋さはないのですが、時間をかけているとぐっと渋さが出てくる分岐点があるようです。
ダージリンのファーストフラッシュの遅いシーズンの紅茶でも同じような傾向の紅茶があるので、それらと同じような使い方がいいのかなと思います。
最初は少しづつほのかな香りと優しい味わいを楽しみつつ、軽食をとりながら時間をかけ、ぐっと香りと渋さが出てきた所で、味の強い食べ物と合わせるという感じです。
濃すぎたら、差し湯をして調整すれば、大丈夫でしょう。
差し湯程度で個性が負けてしまうような弱い紅茶じゃないことははっきりと分かりました。
海外紅茶を好んで飲んでいらっしゃる方でも、同じペースで安心して飲める国産紅茶です。
もしきつき紅茶を試したいと思いましたら、現在、以下の2つの店舗にお問い合わせください。
毎年シーズンになりましたら、この2店は必ず入荷をしています。