【 かほりせかんど2016 :この紅茶について】
かほりせかんど2016 は、益井園のかほりせかんどの2016年分です。
購入が6月でしたので、必然的に2016年です。
このブログでは多く登場している益井園さんです。
この記事で初めて知った方の為に説明しますと、
この紅茶は静岡川根本町の国産紅茶です。
つかってる品種は香駿という緑茶につかう品種です。
元々香りが良い品種なので、それに輪をかけて萎凋を行い香りを高めてます。
セカンドなので、太陽をいっぱい浴びた茶葉は、濃い味に仕上がります。
特徴として断言してしまいましたが、実際は味見をしてみないとわかりませんので、試飲をしてみます。
【 かほりせかんど2016 茶葉】
茶葉はある程度切りそろえられた短冊状です。
捻って撚られたというよりも、折りたたまれて少し厚みのある茶葉は、一つ一つに重さを感じられます。
色目はファーストと比べる濃い目になってます。
封を切った時から、濃い香りが立ち上ります。
元々香りには力を入れている農家さんなので、ここから存在感を非常に強く感じます。
【水色・味・香り】
3分淹れました。
水色は、赤橙色になりました。
香りは、青葉のような刺激の強さと濡れ落ち葉のようなふんわりとした香りがします。
味は、軽い渋みと、ふんわりとしたコクを感じます。
味の系統は、清廉と望蘭の間です。ただ3分ではまだ特徴がつかみにくいです。
しばらく淹れると、このようになりました。
水色は、少し濃い目の赤橙色になりました。
香りは、葉っぱぽさが姿を隠し、代わりに生ぎのようなどっしりした香りが出てきました。
味は、渋みが前面に押し出てきました。
系統的には清廉系に入ると思いますが、ここでも清廉系と望蘭系の間ぐらいと考えるのが良いかと思います。
個性の強い紅茶です。
【茶殻】
長さが綺麗に揃えられた茶葉が、綺麗に短冊状に開いた茶殻です。
茶殻そのものは、スモーキーな香りを残してます。
紅茶にその香りが移る機会がなかなかないのですが、もしかしたら2煎目を淹れたとしたら移るのでしょうか。
益井さんの青葉のようなスッキリする香りと裏腹にこういう香りをまだ隠していると思うと、淹れるのって難しいなぁという気もします。
一度確認してみないといけませんね。
益井園の紅茶はこちらで買うことができます。
全国の催事にも積極的に出ていますので、ぜひ見つけたらお手にとってみてください。