今回は静岡県の清水両河内の茶農家豊好園さんの 豊好園紅茶Z1 をご紹介します。
【 豊好園紅茶Z1 この紅茶について】
豊好園さんのたくさんある品種紅茶の一つZ1です。
『茶品種にアルファベットに数字?』と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、
具合的に商品になれなかった品種は数字で呼ばれてます。
一部の農家さんはそういう『レア品種』を茶業試験場などから発掘していって
植えているケースが多いです。
このZ1はそのまま商品として売られるよりも、これを元にして新たな品種を生み出す
『品種の親』として活躍している品種です。
一部のお茶好きの方はこれを他の数字の品種を見かけるとテンションが上がるという特性がりますので、
身近なお茶好きの方に『Z1って知ってる?』と聞くと面白いです。
【 豊好園紅茶Z1 茶葉】
茶葉は大ぶりでゴロゴロしている感覚です。
台湾茶のように大きく絡み合い、玉になる傾向にはありました。
全体的に真っ黒で発酵は強めかと思います。
【水色】
水色は濃い目の茶色です。
香りは穀物っぽいけど、少し甘くて芳醇。
味は香ばしい。焙煎した玄米っぽい。玄米茶ではない。
温度がおちついて、香りに軽い酸味みたいなものあ出てきました。
味も軽く酸味。
タイプ的には滋納に分類されると思います。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
水色は先程の水色の40%増しくらいです。
元々濃かったですから。
香りは香ばしさに、甘みが深く濃くなりました。
ですが沸き立つような香りじゃないです。
味は、酸味と香ばしさが半々。
濃いですがあっさりしているので、食べ物との相性は良さそうです。
【茶殻】
茶殻は、見た感じ膨らんだ系ですが、全体的に一芯二葉くらいまでなので、
必然的に開く大きい茶葉が混在していないという環境なのかもしれません。
葉の広がりが狭い中国種とかは、こういう形になるのかなと、
過去の写真を見比べながら思ったりします。
明日も、更新します。