【この紅茶について】
この回は、『試作品または試しにと言ってもらった国産紅茶』を扱います。
前から同じように、どこのとは書きませんが、なんとなしに情報は書いていきます。
(わかってる分は)
なので、あとでその人から『ウチのですね(ΦωΦ)フフフ…』と連絡あることもしばしばですが
まあ気にせずにいきます。
今回は某所の平成22年に作られた紅茶です。
平成25年の現在時点で考えれば、一種の『熟成紅茶』になるんでしょうか。
品種は在来で、製法はこの時点では特にどこにも習わず自分で調べてやっていたそうです。
(今はどこかに習いに行ってるかは知りません)
【茶葉】
茶葉は、比較的丁寧に振り分けをされてますが、
紅茶というよりも、緑茶の加工っぽいです。
基本5~6gで測っておいているのですが、これは軽いのか
カサが高くなります。
いいのか悪いのかと考えるとちょいと悩みますね。
これはこれで良いので。
【水色】
水色は明るめの赤です。
軽くポン菓子のような香りはしますが、特に大きく香るということはありません。
軽く渋さが乗ってますが、口当たりはライトです。
喉に乗る感覚がないので、人によっては薄いと感じるかもしれません。
実際薄いかもしれませんが、この紅茶はこのくらいがベストなのかもしれません。
温度が落ち着いてから、味がわかるように出てきました。
若干の酸味と微妙な番茶感。
ただ、鼻から抜ける香りの中に、抹茶と同じ香りがいるのに今驚いてます。
もらった時に試飲して報告した時には全く気づけませんでした。
長時間淹れたらどうなるでしょうか。
色目はさっきよりも40%増しです。
香りは若干ビター感が出てきました。
味は倍返しされました・゜・(ノД`)・゜・
酸味も番茶感も倍返し。
やはり、下の奥に残ってしまう国産紅茶感はなくならないようで、
これがいろんな人の好みを聞くと随分ネックになっているようです。
でも、この感覚が強い紅茶は実にレモンティーに向きます。
海外の紅茶はレモンを入れると皮の汁を飲んでるような感覚に襲われますが
このタイプは、前も記事にしましたようにレモンを飲んでいる感覚がちゃんとします。
なので、レモンティー向きです。
レモン果汁に抵抗がある人はレモン味のアメを入れて溶かしてください。
【茶殻】
茶殻は、膨らんだ艦のある茶殻です。
今のところ、膨らんだ感と開いた感の茶葉の違いを
明確に味で確認することができてないんですが、
摘み取り、製茶、色々な点で違いがあってこの違いが出るのかなって思ってます。
『膨らんだ感の名茶』『開いた感の名茶』それぞれに出てくれば、
国産紅茶のバリエーションが広がるんじゃないかと楽しみにしてます。
明日も、更新します。