□事の初めはツイッター
お昼の話で、用事で外に出ながらツイッターをしていたら、フォロワーさんが紅茶の温度のツイートをしていたので、いつもどおり絡んでました。
(そういうのが大丈夫なキャラなので)
その時、「お湯はガスから下げたらその瞬間に注がないと温度が下がる」という話をしていたので、『煮出し最強でしょう』と返したところ、「理想的ですね」と言われたので、『湯気で香りが飛んでしまします。湯気を出さずに高温を維持できればいいかと』という会話になり、ふと『湯煎すればいいんじゃね?』という結論に至りました。
手順はこうです。
①大鍋に水を入れたティーポットを入れる
↓
②100度まで待つ
↓
③茶葉を入れて3分以上待つ
↓
④出来上がり
仮説では、高温で維持できるので、濃くきっちり淹れられると思います。
結果がどうなるか・・・
□手順
今回は、ツイートしていた相手にちなんで、ロンドンティールームさんのセイロンブレンドを使いました。
こういうときぐらいは、安定している茶葉の方がいい。
最初に
水を注ぎます。
適量に。
このポットは600cc入りますんで、茶葉は3杯分
が・・・
なかなか温度が上がらない。
『お茶が冷めにくいので陶器のティーポットを使いましょう』
なんてよく言いますが、これが今回は裏目に出ました。
これを温めている間に、比較用の『魔法瓶で淹れる紅茶』が出来上がってしまいました。
なんてことだ・・・それでもじっくりと待ちました。
でも、どうしても93度以上上がらず、茶葉投入。
温度が気になるので、温度計はそのまま。
なんとか95度近辺まで上昇。
無事淹れる事ができました。
(温度的に無事か????)
□比較してみた
比較をするために、前の項にも書いてありますが、魔法瓶で『僕の普通のお茶』を淹れています。
写真で若干わかるくらいですが、現物は全く色目が違います。
魔法瓶でいつも通り淹れた方は濃い赤で、渋みもしっかり出てます。
対して湯煎した方は、鮮やかな赤で渋みもライトです。
紅茶を淹れるという点では、どうかと思うのですが、渋みが苦手だという人はもしかしたら、向いているかもしれません。
ただ、
ダージリンのFFとか、カングラとか紅茶の緑茶の様に、『味よりも香りを楽しむ茶葉』に向いているかもしれません。
淹れ上がるまでの『鉄の心』が必要ではありますが。
もし、湯煎でチャレンジされる方がいらっしゃいましたら、熱伝導率の良い物を使うことをおすすめします。
蓋付の鉄の小鍋あたりがいいかもしれません。
実際に、どんなものが最適かわかれば、そして、どういう条件で淹れればいいかわかれば、意外と手軽な淹れ方がわかるかもしれませんね。
でも、『魔法瓶最高』である事実は変わりませんけどねw
湯煎抽出、支配人様と同じ発想で、ダージリンで何度か
試みたことあります。沸騰したハリオのポットを
火からおろして茶葉を投入して湯煎にかける、という
手順だったと思います。支配人様が書かれているように
なぜか予想とは違い色、香りとも薄めに出る印象で、
長続きしませんでした。
SECRET: 0
PASS:
お久しぶりです。はっちんです。
魔法瓶抽出はこれから一般的に
なるかもしれません。
象印のアメリカサイトに
SM-CTE35という商品が掲載されています。
今後、お洒落な淹れ方として浸透するかも。。。
ちなみに日本ではデットストックとして
昭和の魔法瓶抽出の茶器が売られていますよ。
それでは良いお年を。