ルピシアの紅茶がまずいという話をよく聞きます。
実際、検索キーワードを調べるサービスで調べてみると、それなりに検索がされているようです。
ですが、検索してでてくる結果は、必ずしもそうではありません。
「ルピシア 紅茶 まずい」の検索結果
ルピシアの紅茶がまずいと思ってる人と、実際に飲んだ人との乖離があるのでしょうか。
それとも、検索数は思ってる人の気持ちを表していたのでしょうか。
今回は、ルピシアの紅茶の特徴や人の属性を踏まえながら、考えていきたいと思います。
なぜルピシアの紅茶がまずいという人がなぜ多いか
ここでは、人の属性を考えていきたいと思います。
紅茶の味を感じるのは、当たり前ですが人間です。
ただの好みの問題でしょうか。
それとももっと違う原因でしょうか。
ルピシアの紅茶にネガティブな人の特徴をまとめてみたいと思います。
そして、その次に解決法を考えてみたいと思います。
ルピシアの紅茶がまずいという人の特徴
この項目では、ルピシアの紅茶がまずいという人たちの特徴をまとめてみました。
まずいという感想が出てくる自体、ネガティブイメージを持っているということです。
そのネガティブイメージそのものを洗い出してみます。
紅茶に対して固定概念がある
最初に、紅茶に対する固定概念がある場合です。
「紅茶はこうでなければならない」
紅茶そのものに対するイメージが出来上がってる場合の人が考えられます。
例えば、このようなイメージが考えられます。
- 紅茶に混ざりものがあってはならない
- 自然な香りが一番
- 産地が書いてあるべきだ
- 品種がわかるべきだ
このような「あるべきだ」という考えである人がフレーバードティーを否定する傾向にあります。
紅茶に紅茶以外の香りをつけることは、そのような方からすれば邪道なのかも知れません。
フレーバードティーに悪い印象を持っている
次にあるのが、フレーバードティーに対する悪い印象です。
主にこういうものが挙げられます。
- 紅茶本来の味や香りを台無しにしてる
- 着香する素材がメインなので紅茶そのものは粗悪品
- 添加するものが強すぎて、紅茶を楽しむ飲み物ではない
フレーバードティーは紅茶じゃない、と思ってる人もいるようです。
紅茶に何かを足す、と言うことに関してネガティブな人に多い傾向です。
総じて、ストレートでしかも砂糖をなしで飲むことを好む人にも多かったりします。
(もちろん全てではありません、ごくごく一部)
この様に、ルピシアの紅茶に対する印象が悪い人は、最初にフレーバードそのものへの印象の悪さを挙げてきます。
チェーン店が好きではない
大規模チェーン店を嫌う人も多いです。
こだわりの専門店が、こだわりの紅茶をよりすぐって提供する、ということに価値を置くようです。
チェーン店などは、大規模に買い付けているので、大味、大雑把な紅茶ばかりであるという考え方です。
こればかりは、紅茶そのものよりも業態という話なので、紅茶を飲む以前の問題かなと思います。
問題を解決するには
以上の問題を抱えている人がいることを紹介しました。
「これなら別に嫌いな人はそのままでもいいんじゃないか」
という考え方も出来ます。
ですが、その嫌いな人の意見を鵜呑みにして、実態を知らないまま一方的に嫌いな人を量産するのはよろしくありません。
そこで、ルピシアの紅茶の特徴をしって、実際に飲んで試してから、その判断を自分でできるような環境を作ることが大切では無いでしょうか。
次に、一度ルピシアの紅茶を飲んで見る機会を作るための特徴を紹介します。
ルピシアの紅茶の特徴
ルピシアの事を考える時に、まず、どのようなものなのか知る必要があるでしょう。
知らないまま印象や想像だけで一方的に嫌うのはナンセンスです。
正しく知って、正しく体験をして、そして自分にとってどういうふうに位置づけるのか考えてみましょう。
『ルピシアの紅茶がまずいという』のはそのフレーバードティーそのものではない
回りくどい言い方になります。
ルピシアの紅茶がまずいと言っている人は、こう言っています。
「フレーバードティーに使われている紅茶が、そのもので出せない下級品だからまずい」
これは、フレーバードティーそのものを否定する話ではなく、ベースとして使われている紅茶への話です。
ですが、実際に飲んで「そのフレーバードティーの味」について言及する人は少ないです。
あと、香りが紅茶らしくないので嫌だと言っています。
フレーバードなので紅茶の香りじゃなくて当たり前です。
フレーバードなので、単体で飲むことはなかなか無いでしょう。
多分、食べ物と一緒にとることが多いです。
つまり、批判している人とお茶を飲むシーンが違う紅茶だといえます。
決して、ルピシアの紅茶がまずいわけではありません。
ルピシアの本気の紅茶はちゃんと高い
お茶に詳しい方はご存知だと思います。
ルピシアは、茶園物の紅茶や品種ものの紅茶も販売しています。
しかも、シーズン別とかロット別などかなり縛りが細かったりします。
それを、各店舗で買える状態にしてます。
もちろん通販でも買えます。
近くに紅茶専門店のない地域などは、ローエンドからハイエンドまで、ルピシアで揃えるということができるのです。
あと、毎年の福袋でも、ルピシアの本気の紅茶が詰め込まれることでも知られています。
そこは専門店たるパワーを発揮しています。
フレーバードだけがルピシアではないのです。
日本全国で安定して購入できる
先程でもふれましたが、日本全国に店舗があります。
ということは、日本中、どこに行っても同じ様に紅茶を淹れて飲むことが出来ます。
しかも、同じような茶葉を選んで飲む事ができます。
これは非常に重要なことです。
ルピシア以前までは、都会に行かないと、専門店が選んだ紅茶を買うことが出来ませんでした。
もしくは、地方都市でも情報が手に入らないような場所でした。
紅茶は限りなくローカルなビジネスだったのです。
それが、ルピシアの全国展開によって一変しました。
手軽なフレーバードティーから、本格的な農園物まで、日本全国の主要都市で買えるのです。
近くの県庁所在地または出店してるショッピングモールにいけば、同じものが買えるという状態になりました。
これは、数十年前まで紅茶専門店は大都市に行かないとない、という状態を一変させるできごとでした。
この様に、全国で安定して同じものが買えるということを達成したわけです。
比較的詳細な情報が簡単に手に入る
今はインターネットで、いろんな紅茶の情報を手に入れることができます。
ですが、ルピシアはインターネットが一般的になる前から、詳細な情報提供を行っていました。
それが「ルピシア会員」です。
ルピシア会員:https://www.lupicia.com/shop/pages/lp-member-new.aspx
この制度は、前身のレピシエ時代より行われていた会員制度です。
会員になると、毎月情報誌「ルピシアだより」とお試し用のお茶が届きます。
このルピシアだよりが、紅茶専門店が全国にまだなかった時代から情報を届ける重要なツールとして活用されてきました。
しかも、申込みは、インターネットだけではなく、全国で開催されていたルピシアのイベント「グランマルシエ」でも入会できたのです。
グランマルシエは、ルピシアファンだけではなく、かなり広く知られたお茶のイベントです。
お茶の情報に触れようと集まった人たちに確実に情報を届ける方法をルピシアは持っていました。
大規模に行えていたという点で、ルピシアの凄さを物語っています。
ルピシアの紅茶の快適な活用法
ここまで、ルピシアのことについて説明をしてきました。
ここでは、ルピシアをどの様に活用すると、充実したティーライフを過ごせるのかご紹介します。
ルピシアの紅茶がまずいと考える人は、紅茶だけを見ていたりイメージだけで捉えたりしがちです。
裾野の広さを理解すると、自分だけではなく、お茶を知りたい周りの人を巻き込みやすいのがルピシアです。
ティーライフの幅を自分が思っている以上に広げられます。
今一度ルピシアの特徴をつかんで充実したティーライフに活かしてみましょう。
ルピシアのメリット
前項まででも紹介しましたが、ルピシアのメリットは以下のことが挙げられます。
- 商品数が圧倒的に多い
- 初心者から玄人まで商品を選べる
- 全国に店舗があるので地域格差がない
- 情報誌の発行でいつでも新しい情報を手に取れる
- 全国イベントで楽しめる
まさしく、スケールメリットを活かした楽しみ方が出来ます。
例えば贈り物としても重宝されています。
パッケージがきれいなので、喜ばれます。
相手の特徴がわかれば、相手に合わせたお茶を選んで持っていけます。
更に、各店舗には比較的詳しい店員さんが対応してくれます。
(「比較的」という点が注意ですが)
この様に、お茶にかかわることならば、ワンストップで対応できるのがルピシアのメリットです。
自分はお茶に詳しくても誰か興味を持った人を連れて行く場所として、最適なのです。
フレーバードティーの快適な使い方
散々「ルピシアの紅茶がまずい」というネタにされるのが、フレーバードティーです。
ただ、レピシエ時代から足掛け20年以上飲んでますが、言うほど不味くないです。
ただ、特徴として以下のことが挙げられます。
- 特徴のある紅茶では無い
- 紅茶以外の香りが非常に強い
この2点において、「紅茶である」ということを考えると、たしかに紅茶とは言い難いかも知れません。
いわば「香茶」。
ただ、香りは味を想像させます。
そして想像した味でも、食べ物とのマッチングができるのです。
そういう意味で、ルピシアのフレーバードティーは実に秀逸です。
例えば、終売されている愛知県限定ブレンド「MISSO」は秀逸でした。
香りは間違いなく味噌です。
でも味がお茶です。
このギャップはたまらないものでした。
思わず、「MISSO煮込み」を作った人もいるとかいないとか。
極端な例でしたが、フレーバードティーはそれ単品でなく、食べ物と合わすことが良いでしょう。
例えば甘い花の香りがするフレーバードティーに、クリーム多めのケーキを合わせる、という事ができます。
シナモンの香りのフレーバードティーにチョコケーキを合わせるというのもあります。
食べ物との組み合わせで、ティータイムの楽しさを何倍にも広げます。
そして、この方法はお茶に詳しくない人にも直感的に伝わります。
だれでも受け入れやすいのです。
友達とのティータイムにフレーバードティーは活用しやすいお茶です。
最後に
今回は、紅茶好きを自称するとよく聞く「ルピシアの紅茶がまずい」という意見について考えてみました。
多くの場合は、自分の好みに合わない、飲んだこと無い、フレーバードティーが好きじゃない、などの要因のようです。
それに対して、いろんな対応ができると思います。
おさらいを含めてまとめてみます。
ルピシアの紅茶がまずいと思う人に対する解決策
まず、そう思う人はそのまま思ってもらってもいいと思います。
ただし、紅茶好きになって浅く、他の人の意見に影響されやすい人は注意です。
とりあえず、お店行って気になるお茶を買って飲んでみましょう。
どういう判断をするかは、自分の味の好みとのすり合わせで決めればいいと思います。
ルピシアの紅茶は膨大な種類があるので、まずは試してみましょう。
今後のルピシアの紅茶との付き合い方
これからのルピシアの紅茶と付き合い方は、全部網羅しない、ということでしょう。
種類が多すぎるので、骨の髄まで埋まる気分でなければ全部買う必要はありません。
お気に入りのお茶を見つけて、ひたすらリピートしましょう。
そのお茶は、全国で購入することが出来ます。
日本にいる限りは、いつでも自分が求めるクオリティーのティータイムを楽しめます。
活用しない手はありません。
ルピシアのお陰で紅茶好きになったという人も多くいる
実際として、ルピシアのお陰で紅茶好きになった人も多くいます。
その要因としては、間違いなく、豊富な種類のお茶です。
人によって味覚の好みは分かれます。
その好みにあったお茶を見つけやすいのです。
そして、敷居が低いので、気軽にお茶を趣味にすることが出来ます。
茶葉だけではなく、ティーウェアも揃ってます。
茶器を合わせて揃えていくことで、より一層、自分だけの形の出来たティータイムを過ごせます。
最後になりましたが、過去に、ルピシア嫌いではないことをブログで書きました。
お茶に詳しいからルピシアを好んでいるわけではないという人もいます。
そういう、いろんな要因もあることが、私は、ルピシアの楽しみの一つだと思ってます。
ぜひ、一度ルピシアを手にとって見て、自分のティータイムの彩りに添えてみてはいかがでしょうか。