<アイスティー>高温多湿の日本人気高まる 軟水でおいしく
<アイスティー>高温多湿の日本人気高まる 軟水でおいしく(毎日新聞)
仕事や家事の合間、友人との外出時などさまざまな場面で口にすることが多い紅茶。脳が活性化し、会話が盛り上がる効果もあるとされる。茶葉の種類や保管法などをリプトンティースクールギンザ支配人の岩本道代さん(52)に教えてもらった。
紅茶文化の中心地として名高い英国などと異なり、日本の夏は高温多湿だ。この時期は冷たい飲み物がほしくなるため、日本ではアイスティーの人気が高くなっている。
アイスティーに使う茶葉としては、セイロンブレンドやアールグレイなど「渋みが少ないものが適している」(岩本さん)という。セイロンブレンドは、世界有数の紅茶生産国であるスリランカの茶葉を数種類ブレンドしたもの。アールグレイは、中国産茶葉などに柑橘(かんきつ)系植物のベルガモットの香りを付けたフレーバーティーで、ストレートのアイスティーに適している。アッサム(インド)やウバ(スリランカ)など、コクが強い茶葉をアイスで楽しむならミルクティーにするといい。
日本の場合、アイスティーでもホットティーでも使う水は水道水がいい。日本などアジア諸国に多い軟水は味や香りをうまく引き出せるので、ストレートティーに向いているのだ。「しっかり沸かしてカルキ臭を抜く」(岩本さん)ようにしたい。他方、欧州産ミネラルウオーターはカルシウム分などを多く含む硬水が一般的だ。紅茶をいれると色が濁って、やや鈍い香味になる。ただし、軟水の場合よりやや長めに蒸らすと、硬水でもおいしいミルクティーがいれられる。
(引用:毎日新聞)
『日本でこそ』のアイスティーを
日本の水は軟水でお茶がいれやすいと言われます。
軟水ということは、水に溶け込んでいる成分が少ないので、まだ溶けこむ余地があるもしくは溶け込んだお茶の成分が水に予め溶け込んでいた成分と喧嘩しないということを意味します。
飽和水容量にまだ幅ある事とむやみな結合が避けられるので、お茶そのものの味を楽しむことが出来るということも意味します。
そう考えれば、『純水が最高なのか?』と言われたら一概にそう言い切れないところも面白い点ではあります。
日本は記事にもあります通り、昔から夏は高温多湿の地域です。
ひとえにお茶と言っても、ただ単に冷たく飲む他に、飲む空間を涼しげにしたり、飲む人が涼し気な格好をしたり、音で涼しさを演出したり、実際に打ち水などで温度を下げたり、さらに飲むための道具も切子など涼しさを演出できる物を使ったりとトータルで涼しさを作り出します。
前の記事で『電子レンジとサーモマグでアイスティーを』と書きましたが、飲むときの空間づくりが出来るのであれば、サーモマグをティーポットとしてもいいと思いますので、日本人らしい涼しさの演出を重ねて飲んでいただきたいと思います。
これからもまだまだ暑い夏が続きますが、身も心も涼しげで過ごして行きたいですね。