【 戸高茶園釜炒り紅茶2012 この和紅茶について】
今回の和紅茶は、熊本県の戸高茶園(戸高製茶工場)さんの 戸高茶園釜炒り紅茶2012 をご紹介します。
Twitterで毎日定時に『ただいま国産紅茶の収集をしてます。国産紅茶ご存知でしたら、少量で
すが買わせていただきます。』とツイートしてます。
※2020時点ではこの自動ツイートはしてませんが、情報は募集してます。
今回はそのツイートに反応してくださった方のお店の紅茶です。
お店は、Miki-Tea Worksさんで、そこで扱ってるお茶です。
Tea – 日本茶インストラクターMiki-Tea-Worksのサイト
紅茶とは関係ない話ですが、お茶は(というかは煎茶は)、摘んだ後に酸化発酵をさせない為に加熱処理をします。
いわゆる『煎茶』は茶葉を蒸すことで発酵を止めます。
こちらの『釜炒り茶』は鉄鍋で炒ることで発酵を止めます。
同じ発酵を止めるというプロセスですが、味も風味も違います。
あとは、『どのタイミングで殺青するか(加熱するか)』でも変わります。
ご興味のある方は、先ほどのMiki-Tea Worksさんでも買えますし、検索をかけてくだされば、いろいろ見つかります。
キーワードは『釜炒り茶』です。
戻りまして、この国産紅茶がどの様な紅茶か確認してみましょう。
【 戸高茶園釜炒り紅茶2012 茶葉】
茶葉はやや細かめです。
この紅茶が、釜炒り茶ということで、もっとグリグリしたものを想像していたのですが、思ったよりも細かくて計量がしやすいです。
色目もはっきりしており、実に紅茶らしい茶葉です。
使用している茶品種は
・やまなみ
・やまとみどり
です。
【水色・味・香り】
国産紅茶は大体は『のどに張り付くよなえぐ味』か『番茶のような風味』であることが多いです。
水色も番茶寄りで。
今回の紅茶は水色鮮やかで香りが高いです。
いいたとえができませんが、年に十数回飲む台湾の中国紅茶(台湾紅茶?)のような香りがします。
『釜炒り+紅茶』ってことを考えれば、釜炒り茶が多い(というか向こうは緑茶=釜炒り茶)中国茶と同じような作り方なら、そうなるかな・・・
味はライトでさらっと。
10分過ぎてからようやく渋みが出てきて、その渋味もきつくなく普通に飲める程度。
多分、普通の人でも10分もあれば400ccは飲めてしまうのではと思う。
『香りを飲む紅茶』という所でしょうか。
【茶殻】
茶低(茶殻)はそのお茶のつくりの良さを表すという人もいるようです。
この紅茶は裁断なしできれいに開いています。
若干茎やらなんやら入ってましたが、大体一芯一葉くらい。
芸が細かいな・・・
戸高茶園(戸高製茶工場)さんの 国産紅茶 にご興味を持たれましたら、ぜひ下記サイトを御覧ください。
※追記
ブログ公開後、ご贔屓の茶園さん(山片茶園)から
ツイートがありましたのでここに書きます。
煎茶用の棚式の乾燥機 →ぴしっと乾燥させる方法
釜炒り茶用の円筒式のの乾燥機→ゆっくり乾燥させる方法
時間も仕上がりも違ってくるのは今の乾燥機の違いもあるんでしょうね。