紅茶初心者 が困ること-紅茶の種類はたくさんあって困る
紅茶と一口で言っても、種類が大変たくさんあります。
そのたくさんの種類のために、「紅茶が難しい」と思われる原因でもあります。
ですが、紅茶は実は簡単なものです。
難しくしているのは、『その周りの知識』でしかないです。
淹れ方も単純ですし、種類も楽しめるくらいあります。
簡単なものでなければ、世界中に広まりませんし、ここまで定着もしません。
今回は『失敗しない紅茶』として、よく「紅茶の種類」として言われる『産地』の話を書きたいと思います。
日本には数多くの国から紅茶が入ってきてます。
そのメインどころを知るだけで、紅茶の生活が楽しくなること間違いなしです。
紅茶の種類は『これだけ』覚えれば大丈夫
日本でということにはなりますが、紅茶の産地は大まかに3つ覚えれば十分です。
・スリランカ
・インド
・中国
『え?中国?』って思われる方もいらっしゃるかと思いますが、元々中国はお茶の一大産地で、近年紅茶の生産量が爆発的に増えました。
紅茶だけにとどまらずほかのお茶の生産量も増え、現在世界最大のお茶生産地なのです。
日本ではこれを強調して販売する商品はありませんが、価格的に安価な紅茶も登場しておりますので、ペットボトルなど中国産の紅茶がブレンドされる日も近いといわれてます。
現状は、スリランカ産の紅茶がメインですけどね。
スリランカの紅茶について
スリランカについては、メインの産地が7つあります。
『え?7つ・・・』
とあきらめないでください。
そのうち3つだけ覚えるだけで充分です。
その3つとは、某K社のペットボトルに使われる『日本で一番飲まれている3つの紅茶』です。
その3つとは、
・ギャンディ
・ディンブラ
・ヌワラエリア
です。
キャンディはミルクティーで、ディンブラはストレートで、ヌワラエリアはレモンティーで使われてます。
例えば、この3つを覚えておいて、紅茶専門店もしくは紅茶を扱ってるお店で探してみるのもいいでしょう。
この3つがセイロンティーの代表格といえます。
スリランカは、まずはこの3つを覚えましょう。
インドの紅茶について
インドについては、この2つを覚えてください。
・アッサム
・ダージリン
聞き覚えがありますね?
商品名にもなってますから、知らないことはないと思います。
両方とも産地名です。
特徴もこのように覚えてください。
アッサム:濃くてミルクティー向き
ダージリン:軽くて渋めのストレート向き
全部がそうであるわけではありませんが、日本ではこのような傾向にして販売してます。
シーズンとか農園のによっていろいろあるのですが、そこまで突き詰める所に出合うことはほぼありません。
専門店だけです。
インドは、この2つの産地を覚えましょう。
中国の紅茶について
中国の紅茶については、これだけ覚えましょう。
・キームン
正直、中国の紅茶はたくさんあります。
中国茶の専門家に言わせれば『キームンだけ教えるのは不親切だ』というでしょう。
ですが、あれこれ言い始めるときりがなくなるのが、中国の紅茶です。
中国の紅茶は、最初はキームン紅茶だけ覚えて、それを楽しみましょう。
そのあと、『その時に出合う』感じで、中国紅茶を楽しんでください。
その方が楽しく紅茶を楽しめれます。
中国は、この1つの紅茶を覚えましょう。
初心者から一歩抜け出る紅茶の種類はこれだ
『初心者として紅茶を覚えるにはどうしたらいいですか?』
って聞く人が多いですが、ここではさらに一歩先に進んでいただきたいと思います。
とりあえず、ここでは『意外とみんなが知らない紅茶の生産地』をいくつか紹介します。
これを覚えておけば、紅茶を選ぶ種類が格段に広がります。
ケニア
ケニアは、世界第3位の紅茶の生産地です。
赤道直下ということもあって、一年中紅茶が取れます。
ケニアの紅茶はCTCに加工されて、主にイギリスに輸出されてます。
ある意味、イギリスの紅茶を支える柱の一つといえる産地です。
ちなみに、日本にも入ってきてますので、飲めます。
ベトナム
ベトナムは世界第5位のお茶の生産地です。
ベトナムといえば、コーヒーのイメージが強いですね。
実は紅茶も数多く作られてます。
日本にで取り扱っているところは少ないですが、これから東南アジアの紅茶は注目されていきますので、その中核とも言えます。
インドネシア
インドネシアの紅茶は、かなり前から日本人に親しまれてます。
すぐには思いつかないと思います。
実は『ジャワティー』がインドネシアの紅茶なのです。
意外ですね。
日本人はずっとインドネシアの紅茶を飲んできたのです。
ジャワティーを見かけたら、よろしくお願いします。
日本
日本でも紅茶を作ってます。
むしろ、これは僕の専門です。
日本の紅茶の産地は、現在、日本においてのすべてのお茶の産地ということができます。
日本でお茶を作ってるところで、紅茶を作ってないところはもうありません。
産地を種類ととらえると非常にたくさんに増えたのと同時に、農家ごとに味が違うのでさらに多くなります。
日本の紅茶は、『見たら飲む』というスタンスでいいと思います。
その中から『お気に入りの商品』を見つけてください。
紅茶の産地を覚えるのもいいですが、紅茶は飲んで楽しむものです。
少しでも多くの紅茶を巡り合えることを願ってます。