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2014年の国産紅茶の出荷予測

投稿日:2014年3月27日

2013年は例年以下の気温、出荷に大打撃

昨年は、その年の初セリの出ぞろえが悪くなるくらい、育成状況がよくなった年でした。
通常は5月の前半にはすでに大方の収穫が終わり、2番茶用の仕込みをスタートしているのですが、
去年は5月中旬に至っても全体の2割ぐらいしか収穫できなかったというところもあり、結果的にお茶の流通そのものが滞るという事態になっていました。

国産紅茶の生産は、主に1番茶を摘んだ後、2番茶に向けての間に行われることが多いです。
茶の木を同じものを使う場合、一番茶を摘んだあと表面を均し、そこから出てくる一芯二葉で紅茶をつくるという農家さんが多くなってきました。
まだ土壌に肥料が残っている茶園さんも多く、紅茶用の茶葉に想定以上の肥料が乗る場合もあり、萎凋不順や発酵不良を起こす場合もありますが、こういうスタイルでは低肥料や自然栽培の茶園さんの紅茶がうまく仕上がる傾向が見えます。
ただ、去年はその作業をする時期に緑茶が被ってしまい、緑茶が終わったらすぐに次の緑茶と紅茶の新茶を作れなかったという話もよく聞きました。

2014年は紅茶の生産に期待できる

(長期予報参考:ヤフー3カ月予報)

今年は、全国的に例年並みもしくは例年よりも高めという予報が出ています。
大幅な寒の戻りや天気の急変などない限りは、今年は安心して順調な育成状況を期待できると思えます。
個人的には、温かい方が茶摘みの手伝いに行くと楽なのでいいんですよね。
(これを見ている農家さん、アルバイトのお声がけ待ってます(o ̄∀ ̄)ノ” 5月からですが行けたら行きます)

世界のお茶事情は、中国・台湾以外は基本的に紅茶しか作ってませんから、最初から紅茶を作ってきます。
スリランカ・アフリカなど赤道直下近辺の国・地域は年中収穫出荷できますのでこういう季節ものというのはありませんが、ダージリン、アッサムなど季節がある地域などは日本と似たような時期にファーストフラッシュと言われる一番茶を摘み、こちらも初物好きの世界中のお金持ちや日本人などのセリにかけられ世界中に送られます。
日本でも同じ時期に紅茶を作るという選択肢もあるのですが、価格的にも重要的にも日本では緑茶の1番茶が収益の柱なので、紅茶の生産は基本的にそのあとという事になります。
どこの農家さんも、紅茶用の茶摘みは5月下旬から6月上旬に開始し、7月になるくらいまでには今年の紅茶のファーストフラッシュがそろいそうという話を聞きました。
紅茶が少し遅れるというのは、毎年がっかりする点ではありますが、紅茶という事にこだわらずお茶全体と考えると、日本では緑茶と紅茶と2度新茶祭りを楽しめることができるという恵まれた環境という事も出来るでしょう。

紅茶の味香りは、温かくて日照時間が長い方が、強くなる傾向にあります。
あと、緑茶にとっては致命的な害虫などにかまれるとその耐性のための成分を分泌してそれが香り成分になるという事もありますが、緑茶と併用している農家さんは緑茶の2番茶に影響するのでそこまでできません。
今年は、前出の通り、暖かめで天気に恵まれそうな予報がでていますので、去年よりも豊かな味わいの一番茶の国産紅茶が期待できそうです。
紅茶も一番茶のスタートが良いと、その後から続く2番茶(セカンドフラッシュ)や秋茶(オータムナル)の製造に弾みが付きます。

一年の動向を占う一番茶の動きがよくなることを切に願ってやみません。

-お茶, 紅茶

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