ここで告知なのですが、
来る11月23日、南山城村でイベントがあります。
2012むら活き生きまつり
京都府唯一の村、南山城村の特産品などの即売会などされているそうです。
で、僕はほぼ事実上『南山城村の紅茶の関係者』であるそうなので、
(そら、イベントで紅茶の淹れ子してたら、関係者だろうが)
宣伝とさせていただきました。
お時間とご興味のある方は是非に。
で、話を戻しまして、夏に『実験』と称して、
ある品種で作られていた紅茶をいただいてました。
それは、緑茶品種『おくみどり』
どの産地でもチャレンジはしているんですが、香りと味がうまくいかず、
国産紅茶をある程度知ってる方は『おくみどりは国産紅茶に向かない』という認識です。
実はそのイメージを思い切り覆させたのが、『南山城紅茶おくみどり』でした。
実は、それの商品化がきまり、サンプルをいただいてきました。
白いパッケージで、実物を見ると愛らしいです。
(南山城紅茶のプロデューサーの毎度お世話になってます森本さん曰く『今までのほうがいいかも』だそうですが)
中身は、夏に飲んだおくみどりの紅茶ですが、南山城紅茶の商品特性の為、
『3か月間寝かせたもの』を今回お持ちいただきました。
事前にテイスティングされていたため、南山城での感想は『酸っぱいめ』だそうです。
南山城と京都市内では水が違いますので、
こっちでも試してみないと真意はわかりませんね。
(京都市内:琵琶湖水系)
さっそく確認させていただきました。
淹れる前の茶葉は、
線が細く、ぱっとみため、キームンのような細さ。
ちなみに、これを育てている『京ふか冠(Googleの検索結果です)』の辻本さんが
『一芯一葉あたりを狙って刈り取った』そうで、ほかの国産紅茶とは一線を画す細さです。
で、今回は『酸っぱめに出た』という事でしたので、
抽出時間でどれだけ変わるのかというのを確認しようと
3分・4分・5分で分けて淹れてみました。
写真では、
右から、3分・4分・5分です。
見た目、さっぱりわかりません。
実は、味のほうも
3分:酸味→わずか、香り→甘
4分:酸味→軽く、香り→甘めで香ばしい、渋み→ほのか
5分:酸味→軽く、香り→甘めで香ばしい、渋み→ほのか
と、酸味が思ったよりも出ない結果に。
香りでいえば、茶葉のほうに甘~い果実のような香りがあって、
お茶のほうに、移った香りが少ないんでないかい?っていうくらい
残り香が薫り高かったです。
淹れた条件は、いつもどおり、150cc・3gなので、
これを茶葉を増やすとかするともっと濃い味に仕上がるのかななんて思います。
どのお茶も淹れる条件を一定にしないと客観的な評価はできませんので、上記の条件にしましたが、感想としては『薫り高く、軽い味わい』の国産紅茶です。
これで、香りが香ばしく軽く渋いというライトな味わいの国産紅茶は随分あります。
ただ、ここまで甘いのはさすがにお目にかかったことはありません。
ご興味のある方は、一度飲んでみたらいかがかと思います。
ちなみに、この『南山城紅茶おくみどり』、冒頭に書きました
『2012むら活き生きまつり』
にて、発売されます。
通販はその後だそうです。
一足早く飲んでみたい方は、11月23日に京都府南山城村までお越しください。
確実に手に入りますので。
ちなみに、僕は当日
岡山の高梁市
におります(o ̄∀ ̄)ノ”