べにふうき

会話の中で、ふと、思い出したこと。

投稿日:2011年2月26日

茶葉を買うために、静岡の茶園さん直接電話したんですが、
そのときの会話で、
みこどん:『こっち(京都)にはべにふうきの紅茶は全く売ってないんですが、緑茶はちらほら見かけるようになりました』
茶園:『そうですか。でも、一番茶を使ってるから効果薄いかもね。二番茶以降はほとんど紅茶にしてしまいますし』


この会話でふと思い出したのが、お茶の特性。
日本では、『お茶は一番茶がいい』という言い方をします。
童謡とかで歌われる『茶摘』の”夏も近づく八十八夜”というのです。
旧暦の元旦から88日目の夜なので大体毎年ゴールデンウウィークあたりになります。
(今年は5月2日です)
なぜその日がいいのかというと、日本茶はアミノ酸を多く含むお茶を『美味しいお茶』と定義します。
前にも書いたかもしれませんが、お茶は土の中から養分を吸いとり、茶葉で日光を浴びることによりカテキンに変えています。
充分な日光が当たれば、カテキンがたくさん出来ますが、そうでないと茶葉の中にアミノ酸として残ります。
つまり、玉露やかぶせ茶といわれるお茶はわざと覆いをして日光から適度に隠してしまい、アミノ酸を多く残す製法で作られているんです。
冬場、日光も温度も充分でない季節を過ごし、葉っぱがついた最初の季節が『八十八夜』ということになります。
日光も温度も充分でないということは、その間は土中のアミノ酸で生きながらえて、葉っぱにも多くのアミノ酸が残ったままになってる。そういう茶になります。
日本茶で飲む場合はそれでいいんですが(緑茶の品種はそういう目的で品種改良されてるわけですから)、カテキンをメインとする『紅茶品種』のべにふうきならどうなんでしょうか。
もちろん、目的のカテキンが多くないので、紅茶には向きません。
(紅茶は、葉っぱをすりつぶして酸化発酵させることにより、カテキンをテアフラビンにかえることがメインですから)
茶園さんとしては、紅茶を作るためにべにふうきを植えたのに、紅茶に使えない茶葉がでるのは不利益です。
そこで、昨今の『べにふうき緑茶が、花粉症に効く』という話に乗り、一番茶を緑茶として販売してるわけです。
実際は、アレルギーによく効くのは、多く日を浴びた茶葉です。
(二番茶とか秋冬番茶とか)
じゃ、どのくらい違うのか。
メチル化カテキンの抽出率を調べたデータがあります。
こちら
僕はブログ内で、『花粉症に効く淹れ方は、5~30分煮出したものです』と言ってます。
なら、いつ採った茶葉だったら、どのくらいの割合ででるのか調べた表がリンク先です。
ざくっと抽出しますと
・一番茶(早摘み) 煮沸抽出30分 :84.9%
・一番茶(適期摘み)煮沸抽出30分 :91.5%
・二番茶       煮沸抽出30分 :100%
各々、日を浴びている時間が違いますから、効果としては、
二番茶一番茶(適期)一番茶(早摘み)
と言うことになります。
ですが、今の時期製品化されて出回ってるのは、多くは一番茶早摘みということになるそうです。
(話をした茶園さんの見解ではありますが)
お茶には表示されてる賞味期限ってのがありますんで、それから逆算して考えるのも手です。
(お茶は、密封されてるなら、大体一年ぐらいだそうです)
まあ、一番確実な花粉症対策のべにふうきの用意は12月頭までに秋冬番茶のべにふうきを手に入れて、12月中ごろから飲みだしていれば、花粉症シーズンの準備としては間にあう計算になりますね。
(推奨はシーズン始まる1ヶ月前からの飲用)
生姜紅茶を寒さ対策に飲んでる人が多いみたいですから、来年の対策には『生姜べにふうき』12月から飲んで寒さ対策花粉症対策をしてもいいみたいですね。

-べにふうき

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