12/31のお昼に、テレビ東京系列で、
揺るぎなき先人 茶聖 千利休
という、番組が放送されます。
(無論、録画予約してます)
茶道楽(飲むほう専門)としては、どうしても、避けられない人物です。
戦国時代に、『名物狩り』と称して、戦国大名や武将達が、高名な茶師達が使った道具を収集し、
その舞台を、豪奢に彩る中、利休という人は、あばら屋みたいな茶室を建て、
当時の唐焼(中国大陸の茶器)とか国産の名産の茶器を使わず、楽焼という『粗器』を作った。
その残した言葉にも、
『お茶は、最低限の道具とおあつらえ向きの環境があればいい』
というようなことを残す。
400年前にもあった、そして今にも当てはまる、
『形式至上主義のお茶文化』に警鐘を鳴らし続けてるという感じも受けられます。
僕自身、このブログの中でも、
『高い食器でお茶が旨くならん。お茶を旨くするのは、水と時間と温度だ』
と言うようなことを書いてきたつもりです。
(これは、あくまでもお茶を料理としてみた感想ですが)
いまだ勉強不足のことが多く、利休が伝えたことがいまだ理解できてないかもしれません。
この放送を通じて、その一端にも触れられればいいなと思ってます。
年末の話ですが。(しかもテレ東系列限定)
投稿日:2010年12月24日
執筆者:【国産紅茶専門家】みこどん